地水師

ちすいし

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軍隊

case.1

戦いに出るべきときですが、 その戦いは正しいものでなくてはなりません。 戦うということは、危険なことであり、 害することを避けられないもの。 勝たなくては意味のないものです。 その重任を立派に果たすことができるだけの、 経験と能力、精神力を有しているのならば、出陣を。 良い結果を得て、咎められることはないでしょう。

初爻

case.1

戦いを始める、出陣のとき。 最初が肝心と気を引き締めて、 自らを律することを忘れないこと。 この時点で統制がとれていないようでは、 良い結果を得ることはできません。

case.2

これから戦う。 何のために、どのように戦うのか、 その覚悟や目的や方針を しっかりと定め確認していく。 戦いに出る準備を固めていく段階。

case.3

やるしかないですね。 逃げるわけにはいかないし、 負けるわけにはいかないから、 しっかりと心の準備をしましょう。 意識を統一して、腹をくくって。

case.4

本気で解決したいと思っていますか。 解決に臨む意志は固いでしょうか。 逃げない覚悟はできていますか。 どうにかならないかなーなどと、 なんとなくふわふわ考えているだけでは、 どうにもならない問題です。 立ち向かう気はどの程度あるのでしょうか。 まずはそこを確かめることが肝心です。

case.5

覚悟や方針は固まっていますか。 そうすると決めたら、もう迷うことはないですか。 うなずくことができたならば、そうしましょう。

case.6

これは闘いです。 その望みを叶えるためには、 自分を律して、全ての意識をその目的に向けて、 かなり努力していかなくてはならない。 それほどの意志がありますか。 簡単なことではありません。

case.7

相手に戦いを挑むならば、 自分を厳しく律することが必要です。 こちらの状況や方針が混乱したまま、 相手に向かっていったところで、 期待できる成果は、何もない。 向こうがどうかと考える前に、 自分の状態を整えることを、 まずは、優先すべきでしょう。

case.8

闘う覚悟が必要です。 この関係は、そんなに簡単に、 どうにかなるものではありません。 試練に挑んで、苦闘を強いられてでも、 決して逃げることなく関わり続けていく 強靭な意志があなたにはありますか。 そこが揺らぐようでは無理なのです。

二爻

case.1

戦う任をよく果たせるとき。 良い結果を得ることになるだろうし、 この戦いが問題となることもないでしょう。 多くの褒賞を受け取ることになるような、 功績をあげることのできるときです。

case.2

戦っていく。 無駄な戦いではなく、 不可避の必要な戦いであることを きちんと証明していく。 目的を果たし、誇りを勝ち取っていく段階。

case.3

とてもよくやっていますね。 立派な姿、心から称賛します。 敵を前にして決して怯まず、 冷静に力を発揮して、 果敢に成果を出している。 その精神力、本当にすごい!

case.4

そのままの方針で大丈夫。 うまく問題に対処できています。 自分を信じて、そのままの姿勢で臨みましょう。 あなたなら解決できる、その力があります。 まだまだ困難なことはあるのでしょうが、 立派に結果を出すことができるはず。 その調子です、頑張って!

case.5

はい、そうしましょう。 自信を持って、戦い抜いてください。 きっとご褒美が待っています。

case.6

これは闘いです。 あなたは強い人ですね。 大変な状況、厳しい状況で、 ここまでとてもよくやってきている。 勝利への道が見えているのですね。 自分を信じて闘い抜いてください。

case.7

相手と戦う必要のあることが 出てくるかもしれませんが、 立派に、戦いを仕切り、 目的を果たすことができそうです。 相手も、その意味を理解して、 応じてくれることになるだろうし、 わだかまりが残ることもなく、 ここで戦って良かったと、 思えるようになるでしょう。

case.8

相手は認めてくれています。 試練に挑むような関係だけれども、 あなたはとてもよくやってくれていると、 とても感心して、感謝しています。 あなたの奮闘は無駄にはなりません。 このまま頑張れば頑張るほど、 多くの謝意が贈られることになるでしょう。

三爻

case.1

強気に出てしまいやすいときですが、 力がなければ、どうしても敗れ、 最悪の結果となることは避けられません。 無謀な戦いに出ようとしているなら、留まるべき。

case.2

敗色濃厚。 現状や実力を直視して 目的や方針を考え直さなければ、 悲惨な結果に突き進んでいく。 慎んで出直すことが必要な段階。

case.3

できないと分かったなら、 すぐに撤退しましょう。 自分には無理だと感じたら、 応援を要請しましょう。 自滅の道を選ぶ必要はありません。 とりあえず、潔く引き返して。

case.4

このままでは完全に敗北します。 どうしてこのようなことになってしまったのでしょうか。 どこかで判断が狂ったのです。 そのポイントまで戻りましょう。 どこで間違ったのか、何がいけなかったのか、 振り返って気づかなくてはなりません。 現状のままで押し進めるのは壊滅的。 直ちに足を止めて、引き返しましょう。

case.5

いいえ、やってはいけません。 それは破滅に向かう決断です。 気持ちだけではどうにもなりません。

case.6

これは闘いです。 本当に大丈夫ですか。 うまくいかなかった場合、 そのダメージがどれだけ大きくなるか。 自分の中にある怖さを無視しないで。 負けを承知で挑んではいけません。

case.7

相手と戦わざるを得ない状況に あるのかもしれませんが、 勝てる、などとは思わないこと。 完全に、こちらの分が悪いし、 このまま戦いを続ければ、 再起不能のダメージを 負うことになるかも。 自分の力で何とかしようとせずに、 応援を得るなり、降伏するなり、 方針を謙虚に見直すべきでしょう。

case.8

あなたの手には負えません。 自分がどうにかしようなどと考えるのは、 おこがましいと思うべきかも。 この関係は、そんなに簡単なものではありません。 安易な気持ちで臨めば、撃沈の結果となるでしょう。 甘く考えてはいけません。

四爻

case.1

勝ち目がなさそうなときなので、 今は、安全な場所に留まっていること。 無理に攻め込むようなことをせずに、 身を守って勝機を伺っていれば、 問題はないときです。

case.2

防戦していく。 落ち着いて防備を固めて、 奇抜な戦法をとらずに 基本に忠実な常道の方針で。 守りに徹すれば間違いのない段階。

case.3

無理をしなければ大丈夫。 ここにいれば安全だし、 状況を見渡すことができるし、 気持ちも整えることができる。 気を抜くことはできないけれど、 しばし落ち着いて、作戦を練り直して。

case.4

常道の手段をとりましょう。 保守的な判断が正解です。 原則に従って、基本通りに、 安心安全を重視して、確実な方法で。 危険を承知で突進するなど論外です。 まずは問題がこれ以上大きくならないように、 守備から手をつけましょう。

case.5

はい、そうですね。 無難な決断です。 安全を優先しましょう。

case.6

これは闘いです。 無理だと思うなら、やめましょう。 この先には、危険が待ち受けている。 ここで焦って危険を冒すべきではありません。 安全なところで、情勢をよく見ながら、 もう一度、考え直してみてください。

case.7

勝ち目がないと分かっているなら、 無理をせずに、自分を守って、 態勢を整えることを優先すべき。 相手も戦う気ではいるようですが、 向こうも、状況を整えることを 重視しているようなので、 すぐに攻めてはこないでしょう。 捨て身で向かっていかないこと。

case.8

安全策を選びましょう。 いつもこうしていれば大丈夫、といえる 間違いのない方法を選ぶことが大切です。 相手を出し抜いて勝ってやろうと思わないで、 とりあえず無難なところに落ち着かせて、 しばらく様子を見ましょう。

五爻

case.1

やむを得ずに戦いに出るのならば、 得るものがあり、咎められることもなさそう。 ただし、戦略は有望なものに一本化すべき。 色々と気を散らすようでは、 どんなに戦う動機が正しくても、 結果は惨敗となってしまうでしょう。

case.2

応戦していく。 戦うしかないから戦い、 行くしかない道に集中していく。 覚悟を決めて狙いを定め、 出すべき結果を出していく段階。

case.3

勝ち取れそうですね。 そのために闘ってきたのだから、 ここで引くわけにはいかない。 迷ってはいけません。 こうすると決めてきたことを、 最後まで自信を持って 貫き通すことが肝要です。

case.4

やるしかないのだから、やりましょう。 気が乗らなくても、決着をつけることが必要です。 きちんと最後まで自分の手で片付けましょう。 余計なものが関わると、また問題が複雑になる。 自分に見えている解決の道筋を信頼して、 このまま一気に解決してしまいましょう。

case.5

はい、そうしましょう。 打って出ることが必要ですね。 方針がぶれないように注意を。

case.6

これは闘いです。 やるしかないのなら、やりましょう。 やると決めたなら、やらなくてはいけない。 中途半端になるのが最悪です。 実現させると決めたなら、実現させてください。 引き返すことなど決して考えずに。

case.7

相手に戦いを仕掛けられる かもしれませんが、 戦えば、戦っただけの、 成果を得られるでしょう。 戦うと決めたなら、 方針はしっかり貫くこと。 弱気が前に出てくるようでは、 こちらの言い分が正しくても、 勝つことはできません。 良い戦いだったと、 讃え合えるような勝負を。

case.8

一緒に闘っていきましょう。 この関係を貫くためには、そうするしかないから。 他人の言うことになど耳を傾けないで、 自分たちがこうしたい!と想うことに、 全てを賭けていきましょう。 心をひとつにすれば、得られるものがあります。

上爻

case.1

来た道を評価して、 今後のことを考える必要のあるとき。 戦いの終結は近づいています。 勝ち取ったものがあるのなら、 永く大事に守り通していくために、 後々のことまでよくよく考慮して、 賢明な判断をすることが大事。 一時の事情に流されてはいけません。

case.2

もうすぐ、戦いが終わる。 そして、その結果を受け取る。 自分が何を成し遂げたのか、 これからに何を期待されるのか、 功績が評価されていく過渡期。

case.3

よくやりましたね。 ここまで闘い抜いてきた褒賞を、 今、受け取ろうとしています。 受け取るものには受け取るだけの、 責任が伴うことになる。 ここで浮かれてしまわないで。

case.4

ここからが大切です。 ここで判断を間違えると、新たな問題の種をまくことになる。 先のことまで、よく考えなくてはなりません。 同じような問題が繰り返されることのないように、 全てが円満に収まるように、頭を使いましょう。

case.5

よく考えましょう。 目の前のことだけに左右されてはいけません。 この決断は、末永く重要な影響を及ぼす可能性があります。

case.6

その先のことまで見据えましょう。 実現させた先に、何があるのか。 実現させた後に、何を目指すのか。 望みが叶えば終わり、ではありません。 望みが叶えば、そこに責任が生じます。 その先にも続いていく現実がある。 判断が甘くなってはいけません。

case.7

相手と戦って勝てるときですが、 大事なのは、その後のこと。 何をどうすることが、 お互いのためになるのか、 今だけのことではなく、 関係が続いていくことを見据えて、 よく考えなくてはなりません。 甘くなり過ぎず、厳しくなり過ぎず、 関係の最善の未来のために。

case.8

ここまで色々と奮闘してきて、 それなりの成果は出ていますね。 それはそれできちんと認めるとしても、 大切なのは、この先もそのまま良い状態を 保ち続ける力が、相手にあるのかどうかです。 関係の現状ではなく、相手を見ましょう。 これからもやっていけると信頼できるかどうか。 この人なら大丈夫だと信じられるかどうかです。