兌為沢

だいたく

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喜び笑う

case.1

喜びがあり、喜ばせ、喜ばれるとき。 喜びが広がっていくように、 道は、通じていくことになるでしょう。 喜ばせることが鍵となるときですが、 媚びて、喜ばれるなら何でもすればよい、 などとは思わないこと。 行くべき道を外れることなく、 真の喜びに通じる道を、真っ直ぐに、 歩み続けるようにするならば、 得るものがあるでしょう。

初爻

case.1

下心なく、媚びることなく、 純粋な喜びがもたらされるとき。 良い結果に通じていくでしょう。

case.2

喜びが広がっていく。 不純なものは何もなくて、 喜んで、喜ばせて、喜び合って、 笑顔が道を開いていく。 素直な気持ちで進んでいける、 うれしい結果に通じている段階。

case.3

一緒に笑えるといいですね。 心の底から喜びが湧き上がってきて、 自然と笑顔がこぼれるように。 欲や打算に左右されることなく、 感情に引きずられることなく、 喜ばしい状況になることを願って。

case.4

堂々としていましょう。 あなたはあなたでいいのです。 あなたが楽しいと思うことをすればいい。 あなたにとっての喜びを追求すればいい。 機嫌をとったり媚びを売ったりする必要はない。 自分を曲げなくても、円満に解決します。

case.5

はい、そうしてください。 素直に楽しむことのできる決断。 実行しましょう。

case.6

喜びに通じます。 楽しく実現させていきましょう。 自分の望みを大切に、自分の喜びを大切に。 純粋な願いを叶えてください。

case.7

変にべたべたすることなく、 さっぱりと付き合える、 しがらみのない関係。 楽しい時間を共有することを、 純粋に喜び、心置きなく、 笑い合える相手。 大切にしたい関係であり、 貴重な相手です。

case.8

相手を喜ばせようとしなくていい。 仲を深めようとしなくていい。 そういうことを考えなくても、 一緒にいて楽しめるのが、 この関係のいいところ。 この関係は特別だよね、なんて 確認せずに笑い合えるのが、 この関係のうれしいところ。

二爻

case.1

誠意によって、 真の喜びがもたらされるとき。 良い結果に通じ、 悔いもなくなるでしょう。

case.2

心から喜ぶ。 誠意があって、信念があって、 真実を求め続けているから、 本当の喜びを得ていく。 多少のことは気にしない、 芯にある喜びを貫いていく段階。

case.3

喜んでほしいですね。 本当に幸せになってほしい、 心から笑顔になってほしい。 その真心が伝わるといいですね。 一緒に笑い合うことができれば、 きっと他のことはどうでもよくなる。

case.4

大丈夫、笑顔になれます。 あなたの本心を貫けばいい。 あなたの真心を伝えればいい。 誠意を尽くしていけばいい。 本当に喜べる解決を目指しましょう。 心から笑えるかどうかが大事です。

case.5

はい、そうしましょう。 純真な喜びをもたらす決断。 前を向いて、実行しましょう。

case.6

喜びに通じます。 楽しく実現させていきましょう。 自分の心に嘘をつかずに、自分の望みを大切に。 本物の願いを叶えて、本物の笑顔を広げて。

case.7

相手を喜ばせたい、 という、その真心が大事。 相手には、多少、 警戒心があるかもしれないけれど、 誠意は、ちゃんと伝わる。 相手を喜ばせ、自分も喜ぶ、 笑顔の広がる瞬間が、 きっと、訪れる。

case.8

相手が喜ぶことをしましょう。 本当に心からうれしいと思ってもらえることを。 真剣に心をこめてそうしたいと思うことを。 相手が何を望んでいるのかを考えましょう。 表面的にではなく、押しつけではなく。 あなたにしか想い至らない何かを。

三爻

case.1

不正な喜びを求めれば、 結果は悪いものとなるでしょう。 本来の喜びが得られないからと、 道を外れないこと。

case.2

堕落していく。 真実ではない喜び、 本当には必要のない喜びを求めて、 自分を貶めていく。 悦楽に溺れやすい、 誘惑や弱さを断ち切る必要のある段階。

case.3

楽しくなさそう。 笑顔が歪んで見えます。 愛想笑いを振りまいて、 うれしそうに媚びを売って。 そんなことがしたいわけではないと、 分かっているのですよね。

case.4

行きたくない方に行ってはダメです。 作り笑いを浮かべて、いかにも楽しそうにして、 まるで問題などないかのように振る舞って、 自分を裏切ってはダメです。 上辺を取り繕って誤魔化さないで。 心から笑える方に進まなくてはなりません。

case.5

いいえ、やめましょう。 誰のためにそうするのでしょう。 誰がそれで喜ぶのでしょうか。

case.6

喜びに通じます。 楽しく実現させていきましょう。 楽しくないのに、うれしくないのに、 誰かのために叶えようとしてはいけません。 自分の笑顔のために叶えましょう。

case.7

どうでもいい相手に、 媚びへつらうようなことをして、 上辺だけの喜びを得ようと していないでしょうか。 相手も、こちらの機嫌を とってくるかもしれないけれど、 それに応えることに、意味があるのか。 お互いに、実際のところは、 お互いを必要としていないのに。

case.8

わざわざ機嫌をとる必要がありますか。 あなたがそこまでする関係? お互いにそれほど想い入れはないのでは。 表面的にいい感じに振る舞っていただけ。 それだけでは結局、何にもならない。 いくら改善しようとしても、上辺だけのこと。

四爻

case.1

何が真の喜びであるのか、 考えたり迷ったりしやすく、 心が定まりにくいとき。 悩むことがあっても、 不要なものをきっぱり退け、 喜びを得られるようになりそう。

case.2

誘惑に打ち克つ。 心迷うことがあっても、 自分の真の喜びに通じる道を 間違いなく選んでいく。 悩みや葛藤を乗り越えて、 笑顔で行くべき道に踏み出していく段階。

case.3

よかった、笑顔が戻りましたね。 まだ迷っているのかもしれないけれど、 よく考えて適切な判断をしました。 もう毅然としていましょう。 自分にとっての喜びとなる道を、 自分で選ぶことができたのです。

case.4

よく考えましょう。 心から笑顔になれる解決策を選ばなくてはなりません。 どんなに気持ちを引かれても、 一時の感情で判断しないことが大事。 表面的な楽しさに惑わされてはいけません。 ここで迷いはきっぱりと退けましょう。

case.5

迷っているようですね。 よく考えて、納得するまで悩んでください。 決断すれば、喜びが待っています。

case.6

喜びに通じます。 楽しく実現させていきましょう。 これで本当によいのかと悩むこともあるだろうけれど、 迷いは振り切っていきましょう。 喜ばしいときが待っています。

case.7

相手とは、余計な気を遣うことなく、 心から真の喜びを共有できる関係。 他に、誰かに心をくすぐられても、 それとこれとは別の話、 両者を天秤にかけたりはしないこと。 この相手、この関係でしか得られない、 かけがえのない喜びがあるのだから。

case.8

迷いは退けましょう。 楽しく気が合うときもあるのでしょうが、 何か違うなと感じていますよね。 違うと分かった。それが大切なことです。 この関係のことは心から追い出しましょう。 そうすれば、喜びが戻る。 気持ちが晴れて、自分らしい喜びを取り戻せます。

五爻

case.1

喜ばせようとしてくるものを 信じるのは、危険なとき。 自分は騙されないだろう、 という過信に注意。

case.2

気を引きしめていく。 安易な喜びに気を許せば、 自分にとっての真の喜びを見失って、 道を壊してしまうかもしれない。 小さなきっかけが危ない、 自分の行くべき道を守るために 細心の注意が必要な段階。

case.3

気を抜かないで。 うれしい言葉に惑わされて、 うっかり変な道に入るかもしれない。 自分は大丈夫だという自信が危ないのです。 喜ばされて、ついつい喜んでしまう。 笑顔に気を緩めてはいけません。

case.4

大丈夫だろうと思ってはいけません。 問題になるかもしれないと分かっているのなら、 警戒を続けてください。 問題なさそうだとか、むしろ喜ばしいとか、 気持ちが好意的に傾いたときが危ない。 後で笑えない状況に陥らないように、 簡単に表情をゆるめない意識が必要です。

case.5

いいえ、やめましょう。 自分なら大丈夫と過信しないで。 簡単に信じてはいけません。

case.6

喜びに通じます。 楽しく実現させていきましょう。 甘い言葉には注意して、だまされないように。 本当に喜んでよい状況なのかどうか、 常に確認を怠らずにいることが大切です。

case.7

相手の真意が分かるまでは、 どんなに喜ばせようとしてきても、 安易に信じ切ってしまわないこと。 受け容れてあげようという、 こちらの誠意を踏みにじられないように、 注意が必要です。 向こうにも誠意があるのか、 きちんと確かめて。

case.8

気を許さないで。 相手は自分のことしか考えていません。 あなたが喜ぶようなことを言ってくるのも、 全て上辺だけのこと。 あなたの気を引いて、自分の思い通りにしたいのです。 これ以上、相手を近づけてはいけません。 適当にあしらえばいいと軽く考えないで。 関わらない方が安全です。

上爻

case.1

喜びを引き込もうと、 努力するようなときですが、 そうすることによって、 真の喜びがもたらされるかどうかは、 自分で答えを見極めることが必要かも。

case.2

楽しい雰囲気を演出して、 笑顔で場を満たしているようでも、 その喜びが本物かどうかは分からない。 それだけでいいのか、 もっと他に何かが必要なのか、 自分の心の奥と対話していくべき過渡期。

case.3

喜んでくれるといいですね。 楽しんで笑い合いたいですね。 先にあるものは分からないけれど、 とにかく今はそうしたいのだから、 自分がうれしくなる道を進んで、 心からの笑顔を広げていきましょう。

case.4

笑顔で過ごすようにしましょう。 明るい表情を浮かべて、明るい言葉を口にして、 明るいエネルギーを呼び込んでいくことが大切。 問題を前にうじうじしていないで、 口角を上げて、暗い気持ちを吹き飛ばして、 前向きな力を引き寄せていきましょう。 まずは、そこから。

case.5

はい、そうですね。 やってみるのもよいでしょう。 それを自分が楽しめるといいですね。

case.6

喜びに通じます。 楽しく実現させていきましょう。 それを望むことで笑顔になる。 叶えようとすることで前向きになる。 明るい輝きが広がっていきます。

case.7

相手を喜ばせ、 自分の側に引き入れようとしても、 どうなるかは分からない。 調子のいい対応をしてきても、 信用してよいのかどうかは、 見極める必要があるでしょう。 こちらも相手も上辺だけ、 などとなってしまわないように。

case.8

空気を和ませましょう。 相手の気持ちが上向くように、 少し気を和らげるようなことをしてみましょう。 深刻に考えずに、明るい雰囲気で、前向きに。 相手がくすっと笑顔になってくれるように。 重い空気が、ふわっと流れ出すように。