地沢臨

ちたくりん

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臨む

case.1

自分から迫り進むように物事に臨んでいくとき。 だんだんと自分の力を発揮できるようになっていく 喜ばしいときです。 道は大いに通じていくことになり、 行くべき道に正しい態度で臨み続けるならば、 利益を得ることができるでしょう。 ただし、その先は徐々にまた勢いが陰り、 形勢が逆転していく可能性があります。 積極的に臨めるのはしばらくの間だけと心得て、 流れの変化には注意を。

初爻

case.1

心を通じさせ、感動を伝えるようにして、 物事に臨んでいくことができるとき。 その態度は正しく、良い結果に通じるでしょう。

case.2

心が動いたら、どんどん進む。 自分の心の感じるままに、 自分以外のものの心も動かすように、 遠慮しないで迫っていく。 行くべき道を真っ直ぐな態度で臨み行き、 良い結果を次々と手にしていける段階。

case.3

素直に臨みましょう。 どうしていけばよいかは、 自分の気持ちが教えてくれる。 やりたいようにしてみましょう。 心をどんとぶつけていけば、 感化されて動かされるものがある。

case.4

想いを伝えていきましょう。 自分から働きかけていくことが必要です。 あなたが感じていることを伝えましょう。 あなたが思っていることを伝えましょう。 あなたが考えていることを伝えましょう。 心で動いて、状況を揺さぶって。

case.5

はい、そうしましょう。 思うようにやってみてください。 自分の気持ちにまっすぐに。

case.6

望みは叶います。 心のままに動いていきましょう。 あなたの気持ちが、状況を開いていく。 あなたの想いが、状況を動かしていく。 望む結果に向けて、迫り進んでいきましょう。

case.7

申し分のない態度で、 こちらと向き合ってくれる、 素晴らしい相手です。 相手と対する際は、 心を通じさせ、心を動かすように、 気持ちに働きかけていくこと。 相手を感動させることが できるような態度を、 維持していくことが大切です。

case.8

気持ちを伝えましょう。 まっすぐに、正面から。 あなたの想いが、相手を動かす。 必ず想いが通じます。 自信を持って接しましょう。 あなたが押す場面です。

二爻

case.1

強い意志で、心を疎通させるようにして、 物事に臨んでいくことができるとき。 良い結果に通じ、必ず利得があるでしょう。

case.2

想いが通じて、どんどん進める。 自信を持って、積極的に強気に、 自分の行くべき道を真っ直ぐに通す、 果敢な姿勢で迫り臨んでいく。 自分の想いに状況が感応するように、 ぐんぐんと道が開き伸展していく段階。

case.3

心に訴えかけましょう。 自分の想いを率直に伝えて、 周囲の気持ちをぐいぐい動かして。 その想いは必ず通じる。 必ずうまくいくはずです。

case.4

真っ直ぐな気持ちを伝えましょう。 あなたがどうしていきたいのか、 どう感じていて何を分かってもらいたいのか、 内面の情熱を表現していく気迫が必要です。 積極的に想いをぶつけましょう。 感動をつなげて共感を広げていきましょう。

case.5

はい、そうしてください。 思うようにやっていきましょう。 まっすぐな気持ちが道を拓きます。

case.6

望みは叶います。 想いのままに動きましょう。 きっと、あなたの感じている通りになる。 感じている通りに実現させていくことができる。 その通りにしていきましょう。 願いは通じています。

case.7

聡明な態度で、 こちらと向き合ってくれる、 とても立派な相手です。 こちらの想いや気持ちなどは、 きっと、自然と伝わっている。 相手は、その想いに動かされて、 それに応じよう、という気持ちに、 なってくれたのかもしれません。 何も心配する必要はなさそう。

case.8

想いを伝えましょう。 ぐいぐいと押して大丈夫。 あなたの気持ちを正面からぶつけて、 相手の心に届けましょう。 あなたが前に出ていく場面。 相手の心も動きます。

三爻

case.1

へらへらした甘い態度で臨んでも、 何も得られるものはありません。 自分で良くないと分かっているなら、 すぐに態度を改めること。 反省すれば、問題が生じずに済むでしょう。

case.2

順調だからと、甘く見ない。 真剣な態度で臨まなければ、 何の意味もなく何にもならない。 気を引きしめて、自分に厳しく、 態度や意識を見直し律することで、 もっと伸びていく可能性のある段階。

case.3

甘やかさないで。 よくないと分かっていて 続けていることは止めましょう。 そんなことは何のためにも 誰のためにもならないのだから。 心を入れかえるなら今です。

case.4

問題は自分にあると分かっていますね。 不真面目な態度で、邪な考えを採用して、 誠実な努力を放棄している。 さらに、そう気づいていながら、 姿勢を正すことから目を背けている。 手遅れにならないといいですね。

case.5

いいえ、よくありません。 その考えは曲がっています。 そんな風に考えてしまう自分に、 嫌気がさしているのではないですか。

case.6

望みは叶います。 ただし、今のままの態度では不可。 このままでうまくいくはずなどないと、 自分でも分かっているはずです。 心を入れ換えて、姿勢を正しましょう。

case.7

相手が何も言わないからといって、 甘い考えは持たないこと。 すり寄っていったところで、 歯が立つような相手ではありません。 このままでは、全く相手にされない、 と考えるべきかも。 ここで反省し、よく態度を改めれば、 また違ってくるのだろうけれど。

case.8

あなたが態度を変えるべきです。 相手と正面から向き合おうとせずに、 相手をばかにしたような接し方を してきたのではないですか。 だから、うまくいかなかった。 当然ですよね、うまくいくはずがない。 それに気づいて、不安になったのでしょうか。 この瞬間から態度を改めましょう。

四爻

case.1

最善の態度で臨むことができているので、 何の問題もありません。 相応しい位置で、相応しいものに、相応しい態度で、 臨むことができているようです。

case.2

素晴らしく力を発揮できる。 意識も態度も姿勢も最高の状態で 臨んでいくことができる。 何の問題もなく、 道が大いに通じようとしている段階。

case.3

そのままの態度が最善です。 何も言う必要がないから、 何も言うことがありません。 そのままの態度で臨んでください。

case.4

問題は無いのではないでしょうか。 あなたはとてもよくやっています。 最善の態度で臨むことができています。 そのままを維持することが大切です。 それ以上にうまくやろうと考えないで。 問題を自分で作り出す必要はありません。

case.5

はい、そうしてください。 条件は整っています。 決断しましょう。

case.6

望みは叶います。 そのままの姿勢で大丈夫。 あなたは何をすべきかを解っているし、 すべきことをしています。 自分の姿勢を信頼して進みましょう。

case.7

相手に気持ちを動かされる ようなことがありそう。 とても誠実に真っ直ぐに、 心をぶつけてくれる相手であり、 それにしっかり応えたい、 という気にさせられる相手。 自分にとって最高の態度で、 向き合っていきたい、と 感じさせてくれる相手。 何も問題はありません。

case.8

相手に任せることが大切です。 相手を正面から信頼して、 任せるべきことを任せきること。 あなたが出ていく場面ではありません。 相手に任せた自分自身も信頼して、 どっしりと見守っていましょう。

五爻

case.1

智慧をもって臨むべきとき。 自分のことだけを考えず、 広く大きな視野で物事を把握して、 態度を決めていくこと。 良い結果につなげていけるときです。

case.2

どのような態度が最善であるか、 独断に陥らないよう見極めていく。 最高の状態を維持するための智慧があり、 賢明な意識で行くべき道に臨んでいく。 道が大いに通じている段階。

case.3

賢明な態度です。 上に立つ者として相応しい。 どう臨むことが最善なのか 悟ることのできる智慧がある。 間違いのない判断です。

case.4

知性的に考えましょう。 感情で判断してはいけません。 誰にどこを任せればうまくいくのか。 自分はどこまでどう手を出すべきなのか。 自分の態度を決めましょう。 あなたがふらふらしていてはいけません。 最も聡明であるべきは、あなたなのだから。

case.5

はい、そうしてください。 最善の賢明な判断です。 実行しましょう。

case.6

望みは叶います。 何をどうすることが最善なのかを、 あなたはよく理解している。 必要な智慧があり、知性がある。 自分を信頼して進みましょう。

case.7

相手の気持ちに気づいたなら、 それに応えてあげること。 聡明なあなたなら、 どのように向き合い、 どのような態度をとるべきか、 よく分かっていることでしょう。 相手に心を動かされたなら、 その感動を無駄にはしないで。

case.8

任せておけば大丈夫です。 あなたが信頼して関係を結んだ相手です。 あなたの意向は、相手も十分に承知しています。 あなたが動く場面ではありません。 それはあなたもよく知っているはずです。

上爻

case.1

寛大で丁重な態度で、臨むことのできるとき。 何が来てもしっかり受け止める姿勢で臨めば、 良い結果がもたらされるだろうし、 問題が生じることもないでしょう。

case.2

どんなことが起きようとも、 臨む態度は変わらない。 何があっても受け容れて、 賢明に丁寧に対応していく。 揺らぐことのない意識や姿勢を確立し、 状勢の変化に泰然と臨んでいく過渡期。

case.3

受け止めて、受け容れる。 懐の深い態度です。 どっしりと構えているから、 何がどうあろうと問題とは捉えない。 全てを信頼しているのですね。

case.4

大丈夫だと解っていますね。 あなたにとっては、そんなことは問題ではない。 何が起きてこようとも、 必要なことが起きていると知っているから。 自分にはそれを受け止める力があると知っているから。 どんなに大変に感じても、解決できないということはない。 しっかりと向き合うだけですね。

case.5

はい、そうしてください。 寛容な決断です。 受け容れましょう。

case.6

望みは叶います。 何も心配せずに、どっしりと構えていればいい。 状況の方が動いてくるのを待ちましょう。 受け身になるのではなくて、 積極的な態度で待ち受けていましょう。

case.7

相手に対しては、手厚い態度で。 見放したくなるようなことがあっても、 しばらくは、様子を見ていましょう。 向こうが気持ちを入れ換えて、 こちらときちんと向き合おうという 態度を示して来ることも、 ないわけではないだろうから。

case.8

手厚く接しましょう。 相手が来たいというなら承知して、 話に耳を傾けましょう。 あなたには、相手を正面から 受け止める度量がある。 まずは向き合いましょう。