水風井

すいふうせい

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井戸

case.1

状況の変遷があったとしても、 変わることのないものがあるとき。 失われることなく、加えられることなく、 何が来て去っていっても、 静かに清澄に存在し続けているものを、 大切にすべきときです。 ただし、存在があっても、 それを用いることができなければ、 良い結果に通じることはありません。 手が届くまで、あとほんの少し、 というところで、 台無しになってしまわないように、 注意しましょう。

初爻

case.1

本来は有用なものも、 用を成さない状態にあるとき。 役に立たないものは、 何にも用いられることなく、 見捨てられていくだけ。 本当にもう使えないのかどうかは、 わからないけれど。

case.2

役に立てない。 整備不足で、実力不足で、 使えるはずのものも活用できず、 打ち捨てられたまま見向きもされない。 真価を発揮できずに過ぎていく、 やる気を出すのが難しい段階。

case.3

気力が出ないようですね。 心が干からびてしまったように、 やる気なく、感動しない。 でも、奥底には変わらずに有る。 溢れ潤う、想い、精気、可能性。 眠っているだけ、目覚めるときまで。

case.4

もっとやる気を出してください。 本気になれば解決する力はあるのだろうけれど、 この状態では何もできそうにない。 本当に解決しようという気があるのかと問いたくなるほどです。 どうしてこんなに気力が枯渇してしまったのか。 まずは自分自身のメンテナンスが必要です。

case.5

無理ではないですか。 やる気があるようには見えません。 この状態でそれができるようにも見えません。

case.6

今のままでは無理です。 可能性が枯れてしまっている。 それを本当に望んでいるのでしょうか。 ずいぶん長いこと放置してきたのではないですか。 気合を入れて、可能性を掘り返すことが必要。

case.7

相手が寄りつかないのは、 こちらの気持ちが、 枯れてしまったからなのかも。 関係を生き返らせることが できるかどうかは、 相手が必要としているものを、 絶やさずにいられるかどうかに、 かかっている。 そうしたい、という想いが、 心の内から溢れ出てくるかどうか、 それが大事なことかもしれない。

case.8

あなたの気持ちが見えない。 それが問題なのではないですか。 あなたの本気とか熱意とか感情とか、 そういうものを相手は求めているのでは。 改善する気があって今こうしているのだから、 その気があるということを、 相手のことや関係のことを想う気持ちが あなたの中にも存在しているということを、 伝えないと。 相手が離れていかないうちに。

二爻

case.1

多少は役に立つことがあっても、 無駄になっている部分の多いとき。 それを活かす環境が整っていないので、 時期を待つとともに、整備を。

case.2

十分には無理でも、 少しはできることもある。 真価の発揮には程遠く、 手入れが行き届かないまま、 チャンスも与えられずにいるけれど。 片鱗だけは見えている、 可能性が眠りから覚めずにいる段階。

case.3

気力が湧いてきたようですね。 まだまだ少しで、頼りないけれど。 でもその気持ち、大事です。 空回りしている部分もあるけれど、 それだけで十分に生かせる部分もある。 張り切り過ぎないで大丈夫です。

case.4

やる気があるのはわかります。 でもこの状態でちょっと頑張ってみたところで、 たいしたことはできないですよね。 まずは自分自身の状態を整えましょう。 自分自身が穴だらけのところでいくら力を出しても、 解決に向けて注がれる前に漏れて消えてしまいます。 焦らずに、基礎的な部分を固めることから始めましょう。

case.5

難しいです。 多少その気になったところで、 たいしたことができるわけもない。 可能性はわずかです。

case.6

今のままでは無理です。 ほんのわずかな可能性しか見えない。 掘り起こしてくみ上げようとしても、 どこかでこぼれ落ちてしまう。 条件や環境が整っていない状態です。

case.7

相手に対する気持ちが、足りない。 そんな少しでは、 気にも留めてもらえないし、 無駄なものが流れているだけのようで、 大切に想っているようには、 とても見えない。 大事な気持ちは、大事に扱わないと、 相手の心には、届かない。

case.8

どのぐらい本気なのですか? 相手を想う気持ちとか、関係改善に対する意欲とか。 本当にその気があるの?と思われてしまうところが、 何よりも問題です。 気持ちはあるのだから、きちんとそれを持続させて、 やる気がなさそうに見える態度を直しましょう。

三爻

case.1

用いることのできる状態にありながら、 それを活かす機会を得られず、 心を痛めるとき。 それは用いられるべきものであり、 見る目のある人の目に留まったならば、 双方が福を得ることになるでしょう。 そのときを待って。

case.2

可能性は目覚めていて、 いつでも真価を発揮できる。 すぐにチャンスが訪れなくても、 あきらめずに磨き続ける。 悲しい気分になっても、 その素晴らしい価値を信じて、 光の当たるときを待っていく段階。

case.3

切ないことですよね。 こんなにやる気に満ち溢れているのに、 想いを注ぐ場に恵まれないなんて。 チャンスさえ訪れれば、うまくいく。 もどかしくてたまらないけれど、 気持ちを腐らせないで。

case.4

あなたは間違っていません。 任せてさえもらえれば、 立派に問題を解決してみせることができるでしょう。 任せてもらえる立場を与えられていないことが、 何よりも惜しいところです。 こればかりは、どうしようもない。 あなたの真価を発揮できる機会が訪れることを願うばかりです。

case.5

いいえ、残念です。 可能性はあってもどうしようもない。 幸運の訪れを待つしかないのです。

case.6

今は無理です。 可能性は大いにあるのだけれども。 そのときを待ちましょう。 幸運の訪れを待つしかない。 今は悲しくても、どんなにもどかしくても。

case.7

純粋な想いが溢れているのに、 受け取ってもらえずに、心が痛い。 相手はまだ遠くにいて、 なかなか気づいてもらえない。 今は残念だけれども、 いつかきっと、結ばれて、 共に幸福をたたえ合うようになる。

case.8

こんなにも相手を想っているのに、 気に留めてもらえなくて、切ないですね。 でもそれは、相手がまだ気づいていないから。 気づくことのできないところにいるから。 相手が気づけば、一緒に幸せになれるのだけど。

四爻

case.1

整備や修繕をすべきとき。 適切な手入れをしているならば、 今は力を活かすことができなくても、 問題はありません。

case.2

整えておく。 使う機会がないからといって 放っておいてはダメ、 しっかり手入れをして大切に磨く。 いつでも可能性を開花させられるように、 発揮すべき真価の維持に努力する段階。

case.3

休みを取りましょう。 少し気持ちが疲れているようです。 無理して気を張らなくて大丈夫。 心を空っぽにしてみることで、 何か大事なことに気づくかもしれない。 気持ちを整える時間が必要です。

case.4

周辺状況を整備しましょう。 問題に直接的に手を入れる前に、 それを支えるものの状態を整えることを 優先した方がよさそうです。 安心して問題解決に取り組める環境づくり。 手を抜いてはいけない大事なことです。

case.5

はい、そうですね。 可能性を捨てずに、手入れをしておくことが大切。 雑に扱わずに、整えておきましょう。

case.6

条件や環境から整えましょう。 可能性が出てきたときに、 無駄に流してしまうことなく、 十分に生かすことができるように。 漏れのないように手入れしましょう。 今は大切な準備期間です。

case.7

相手との関係には、修繕が必要。 しばらくの間、関係を休止して、 自分の気持ちのほころびたところを、 丁寧に、補修することが大事です。 お互いに対する想いは残っているのか、 再開させようという気になるのか、 一度、心を空っぽにして、 確かめてみてください。

case.8

自分の時間をとりましょう。 相手や関係のことを想うのは、一時休止。 少し疲れてしまっていますよね。 くたびれたところを休めて、回復させて、 ぱりっときれいに蘇らせた方がいい。 大事な時間、必要な時間です。

五爻

case.1

冴え冴えと澄み渡るものが、 漲り溢れ出てくるようなとき。 有用な力を存分に発揮し、 大いに活かすことができるでしょう。

case.2

真価を発揮していく。 可能性が開花し、 活用すべき力が用いられていく。 必要とされ、役立てていく、 清澄な充実感に溢れ満ちていく段階。

case.3

清々しいですね。 気持ちが澄み切っていて、 淀みなく迷いなく想いがほとばしる。 湧き上がるアイディア。 冴え渡るインスピレーション。 精力的に、創造的に、活躍できます。

case.4

あなたの力を存分に発揮してください。 あなたの豊富なインスピレーションによって、 問題を解決へと導くことができる。 あなたの純粋な愛情によって、 かさついていた状況が癒され潤っていく。 あなたの想いのままに行動してください。

case.5

はい、そうしてください。 豊かな可能性に満ち溢れています。 積極的に実行しましょう。

case.6

可能性が噴き出しています。 したいようにしてみましょう。 思うままに感じるままにしてみましょう。 次々と絶え間なく可能性は溢れてくる。 自分の気持ちのよいように生かしていきましょう。

case.7

純粋に、清らかに、 ほとばしる相手への想い。 相手の気持ちや態度がどうあろうと、 その想いは、変わることがなく、 尽きることはない。 相手が必要としてくれるなら、 いつでも受け容れる。 潔く、想い続けて。

case.8

できることは十分にしています。 あなたのその勢いよくあふれる想いは、 相手の心にも届いています。 その純真な愛、澄み切った想いだけで、 十分に相手のためになっています。 十分に相手は救われています。

上爻

case.1

尽きることなく力を活用し、 広く役立てることのできるとき。 信用を裏切ることなく、 純粋な誠意をたたえ続けるならば、 最高の結果に通じることになるでしょう。

case.2

自分の力を開放していく。 必要とされているから、 広く永く役立ち活用されるように、 信頼と期待に応え続けられるように。 花開かせた可能性が、 最高の形へと到達していく段階。

case.3

素晴らしいですね。 尽きることのないエネルギー。 隔てなく豊かに注がれる慈しみ。 限りない可能性に満ちていて、 本当にパワフルな状態です。 真摯に維持しましょう。

case.4

素晴らしい解決策に想い至ったようですね。 大事なのは、それをやり遂げられるかどうか。 その方針を決して曲げることなく、 この先ずっと変わらずにそうしていけるかどうか。 その情熱、想いが尽きることがないかどうか。 その想いに嘘がなければ、ぜひ実行してください。

case.5

はい、そうしてください。 無尽蔵の可能性をたたえる決断です。 真剣に実行しましょう。

case.6

可能性は尽きません。 真剣な気持ちでそれを望み続け、 その願いにどこまでも忠実であるならば。 実現されたあとも、誠実に向き合い続けるならば。 豊かに限りなく、願いは叶う。

case.7

相手への想いは、尽きることなく、 清々明々と、溢れ続けている。 その溢れる誠意を、 相手が受け取ってくれたならば、 その信頼に不断に応えるべく、 相手への想いに、責任を持つこと。 いつまでも変わらずに、 愛と信頼に満ちた関係であるように。

case.8

想いはずっと変わらない。 真実の愛は尽きることがない。 だから、もう隠さない。 相手のために、いつでもそこにいる。 相手のことを、いつでも想っている。 そういう自分であると約束する。 永遠の愛を誓いましょう。