雷天大壮

らいてんたいそう

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縦横無尽

case.1

大きく強く、勢い盛んに動けるとき。 力はまだまだ増していきそうだし、 何でも思い通りにできそうな勢いですが、 自分の行くべき道を固く守ってこそ、 得られるものがあるでしょう。 調子に乗って、力任せ勢い任せに、 好き放題にやり過ぎてしまわないこと。 勇壮に進むにしても、道から外れずに、 正しく歩み続けることが大切です。

初爻

case.1

意気盛んに、状況も見ずに、 動こうとしてしまいやすいとき。 勢いに任せて進んでしまえば、 待っているのは、破滅の道かも。 はやる気持ちを抑えて、冷静に。

case.2

疾走していく。 そのスピードで十分過ぎる、 それ以上にパワーを上げたら 弾け飛んでしまいそうな全速力。 勢いだけで滅茶苦茶に駆けていく、 方向を定めるための調整が不可欠の段階。

case.3

ちょっと待って。 もう少し落ち着きましょう。 その勢いで動き出したら、 間違いなく暴走する。 体当たりしたら壊れます。 深呼吸をして、頭を冷やして。

case.4

勢いだけでは解決しません。 パワーが有り余っていて抑えきれないようですが、 方針もなく走り出さないで。 突っ込んでいけば、問題を荒らしてしまう。 冷静になったときに手が付けられない状態になってしまう。 先のことまで考えてから行動しましょう。

case.5

いいえ、やめましょう。 勢いだけで決めてはいけません。 必ず失敗するでしょう。

case.6

勢いを制御しましょう。 意欲旺盛なのはいいけれど、 突っ走るだけでは実現には至りません。 立ち止まって、走り出す前に冷静に考えて。 理性的に、客観的に、状況を把握しましょう。

case.7

自分の気持ちだけで、 突っ走ってしまわないこと。 勢いでぶつかれば何とかなる、 などとは思わないこと。 行動に移す前に、 相手の状況や気持ちを考えること。 深呼吸して、落ち着いて、 相手の迷惑にならないように。

case.8

想いを抑えましょう。 積極性が暴れすぎています。 何かしたくてたまらなくても、 絶対に何もしないで。 悪い結果にしかなりません。 相手の気持ちや状況も考えましょう。

二爻

case.1

行くべき道を、適切な態度で、 進んでいくことができるならば、 良い結果に通じることになりそう。 勢いをよく制御して。

case.2

勢い盛んに駆け抜けていく。 力が漲っていて何でもできそう、 何処まででも何処へでも行けそう、 でも行くべき道は外れない。 自分をしっかり制御しながら、 確実に精力的に前へ進んでいく段階。

case.3

勢いを感じますね。 どんどん増していっている感じ。 それでも、振り回されない。 きちんと自分をコントロールして、 適度に抑えることができていますね。 その調子で、しっかりと!

case.4

方針をしっかり定めましょう。 自分をすごくパワフルに感じて、 どうにでもできそうな気がしているのかもしれないけれど、 勢い任せで突き進んではいけません。 目指すべき目的をはっきりと意識して、 そこに至るための筋道をよく考えて立てることが大切です。 進めば何とかなると思わずに。

case.5

はい、そうですね。 勢い任せにしないことが大切です。 手綱をしっかり握りましょう。

case.6

勢いを制御しましょう。 意欲旺盛なのはいいけれど、 突っ走るだけでは実現には至りません。 自分が今いる場所を確認しましょう。 これから目指すべき方向を確認しましょう。 落ち着いて、下調べをしっかりして。

case.7

勢い強く、盛んな関係。 何も怖いものはなく、 相手と手を取り合って、 がんがん前へ進んでいけそう。 勢い余って、 道を踏み外すことがないよう、 それだけは注意を。

case.8

行動する前に、深呼吸をしましょう。 自分で思っているよりも、 押しが強くなっているかもしれない。 ものすごい勢いで向かってくる人だな と思わているかもしれない。 独りで暴走してしまっていないか、 よく確認しながら動くことが大切です。

三爻

case.1

非常に勢いが盛んで、 度を超してしまいやすいとき。 この猛々しい勢いに乗ってしまうと、 どんなに行くべき道を行こうとしても、 暴走を止められなくなる危険があり、 失敗しても退くに退けないような状況に、 陥る恐れがあります。 自分で慎んで、突進しない方が、賢明。

case.2

勢いが増していく。 制御が難しく暴走しそうになる、 安易に走り出せば転がって、 何かに激突するまで止まれない。 自分から苦境に突っ込んでいく前に、 過熱する状況から身を離す必要のある段階。

case.3

なんだか危険。 ものすごい勢いで進もうとしていて、 ちゃんと状況が見えているのかなと 不安になってしまいます。 のめり込み過ぎないでくださいね。 猛進しそうになったら抑える、 その理性はあるはずです。

case.4

このまま進んでは危険。 加速していく状況に不安を覚えていませんか。 目指している方向は間違っていないけれど、 もう少し速度を落として冷静になるべきではないでしょうか。 状況のコントロールを失ってはいけません。 立ち止まることができなくなってしまう前に、 自らブレーキをかけることが必要です。

case.5

注意が必要です。 勢いで決断してはいけません。 ここで立ち止まって検討し直しましょう。

case.6

勢いを制御しましょう。 意欲旺盛なのはいいけれど、 突っ走るだけでは実現には至りません。 危険を感じながら進むなんてもってのほか。 勢いに乗ってしまってはいけません。

case.7

勢いが強過ぎて、 抑えがきかなくなりやすい関係。 向こうもこちらも、興奮しやすく、 お互いに、度を超して、 のめりこんでしまう。 そのうち何かに激突して、 どうしようもない状況にいる自分に 気づくことになる前に、 少し頭を冷やして、冷静に考えて。

case.8

勢いで進めてきてしまったのではないですか。 よく考えずに、うまくいきそうかなと思って。 でも、うまくいかなかった。 困った関係になって、こじれてしまった。 もともと進めるべきではない、 うまくいくはずのない関係だったのです。 勢いがあったから、間違ってしまっただけ。 改善ではなく、解消を考えましょう。

四爻

case.1

勢いに、うまく乗っていけるとき。 行くべき道を貫いて行くならば、 良い結果に通じることになるだろうし、 後悔することもなく済むでしょう。 前方にあった障害も解消していき、 自分の力も益々漲ってくるようなとき。 まだまだ盛んに、この先も、 進み続けることができるでしょう。

case.2

勢いよく走り抜けていく。 全ては自分に味方していく、 ぶつかりそうになっても回避して、 障害があっても問題とならない。 突き進めばうまくいく、 勇壮に限りなく前進を続けていく段階。

case.3

絶好調ですね。 勢いに乗っていて、 この先も何の問題もなく、 力強く駆け抜けていけそう。 行くべき道を行くならば、 障害も障害とはなりません。

case.4

目的へと進み続けましょう。 行く先に壁が立ちはだかっているようでも、 心配する必要はありません。 進んでみれば、次々と扉が開いていく。 懸念された妨害は立ち消えていくはずです。 勢いをゆるめずに進みましょう。 行く手を遮るものは実質的に何もないのだから。

case.5

はい、そうしましょう。 どこまでも順調にいけそうな勢いがあります。 アクセルを踏みましょう。

case.6

勢いを制御しましょう。 意欲旺盛なのはいいけれど、 突っ走るだけでは実現には至りません。 冷静に、理性的に、方向を定めましょう。 正しい道に乗ることができれば、 どこまでも願いは通じていきます。

case.7

勢いのあるときなので、 このまま走り続けていけば、 目の前の障害も軽々と乗り越えて、 相手を振り向かせることができるかも。 自分の確信を貫いて、 進んでいけるところまで、 勢いを止めずに、駆け抜けて。

case.8

この先の心配は要りません。 不安な要素がいくつかあったとしても、 すぐに大丈夫だったとわかる。 関係はどんどん順調になっていきます。 ここでブレーキをかける必要はなし。 まだまだもっともっと進展します!

五爻

case.1

勢いが失われていくときですが、 猛進する危険がなくなるので、 後悔することなく過ごせそう。 去って往く勢いを、 追いかけたりはしないで。

case.2

勢いが薄れていく。 それぐらいで丁度いい、 盛りが過ぎて、激流が去って、 適度にゆるやかになっていく。 嘆く必要もないし鼓舞する必要もない、 自然のペースに歩調を合わせていく段階。

case.3

落ち着いてきましたね。 もう暴走することもないし、 激しくぶつかることもない。 落ち着き過ぎるわけでもなく、 これはこれで割といい感じ、 なのではないでしょうか。

case.4

ゆっくりになってきましたね。 これまでと比べれば進展が鈍いように感じるだろうけれど、 勢いが落ちたことは問題ではありません。 あれ以上に加速したら危険だったから、少し減速しただけ。 それなりの速度は今も保たれています。 必要以上に先を急がずに、余裕を持っていきましょう。

case.5

はい、そうですね。 ブレーキをかける決断。 安全な状態を保てるでしょう。

case.6

勢いを制御しましょう。 意欲旺盛なのはいいけれど、 突っ走るだけでは実現には至りません。 もう少し落ち着きましょう。 進展はゆるやかなぐらいが最善です。

case.7

少し、関係に、 勢いがなくなってきたかな、 と感じても、それはそれでいい。 お互いの気持ちは変わっていないし、 激しく求め合うときもあれば、 穏やかに想い合うときもある、 ただそれだけのこと。

case.8

ペースを落としましょう。 これからは、少しゆっくりの方がいい。 勢いを持続させようとか、興奮を取り戻そうとか、 そういうことを考えるのはやめましょう。 落ち着いた関係に移行させていく時期です。

上爻

case.1

突進すれば、壁にめりこんで、 退くことも進むこともできないような、 何も利することのない状態に陥りそう。 難しい状況にあることを受け容れて、 苦しい時期を耐え切ることができれば、 良い結果に通じることになるでしょう。

case.2

勢いを止められない。 ぶつかると分かっていても、 苦しむと知っていても、 どうしようもない。 抑えられず突き進んでいく、 窮地へと駆り立てられていく過渡期。

case.3

抜き差しならないようですね。 強情に進み過ぎたかもしれません。 力任せになんとかしようとしないで、 今はどうにもできないということを 静かに受け容れることも大事。 ジタバタするのをやめましょう。

case.4

どうにもできません。 激突すると分かっていて猛進したのですよね。 ブレーキを踏まなかったのはあなたです。 しばらくは、この状況で苦しむしかない。 苦しんで、耐えるしかない。 この苦しみを経験することが成長のための課題なのです。 大丈夫、そのうち抜けられるから。今だけです。

case.5

いいえ、やめましょう。 これ以上、加速してはいけません。 制御不能な状態に陥るでしょう。

case.6

勢いを制御しましょう。 意欲旺盛なのはいいけれど、 突っ走るだけでは実現には至りません。 どうしようもない状態に陥っているのは、 とんでもない暴走を続けてきてしまったから。 その反省なくしては進めません。

case.7

暴走しやすい関係なので、 お互いをいさめる意識を持って。 一緒に猛進してしまえば、 どうにもできない状況に陥って、 共に苦難を味わうことに。 困難のつきまとう関係だと自覚し、 自戒していくことが大切です。

case.8

暴走してしまったのですね。 もうどうにもできないところまで、 めちゃくちゃに突進してしまった。 それでもまだ諦めきれない。 自分は悪くないと思う。 そういう想いがあるうちは、苦しむしかない。 苦しんで苦しんで苦しんで反省しなければ、 どうにもなりません。