雷火豊

らいかほう

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真昼

case.1

豊かで盛大な、頂点にあるようなとき。 道は、通じていくでしょう。 天頂にある太陽のように、 最盛の状態に至ることができたのは、 そこを目指せる力があってこそ。 手にしたもの全てを、 明るく照らすことができるときなので、 心配する必要はありません。

初爻

case.1

自分の役割を果たせるとき。 自分の力が強すぎるように感じても、 度を超すことがなければ、 問題はないでしょう。 積極的に進めば、尊重されそう。

case.2

必要とされていく。 漲っている盛んな力を 少しも抑える必要はなく、 十分に全てを発揮し輝いていく。 力を尽くす場が与えられていく、 精力的に進むことのできる段階。

case.3

前途は明るく有望です。 自信を持って積極的に進みましょう。 自分をすごくパワフルに感じませんか。 今がその盛り、まだ陰る心配は要りません。 このときを有益に過ごしましょう。

case.4

大丈夫、うまくやれます。 これから調子が落ちるのではないかという 心配もあるのかもしれませんが、 とりあえずこのまま進みましょう。 あなたの力はまだまだ必要とされているし、 より有効に使える場面や盛り立てられる場面が この先も出てくるはずです。 前向きに、明るくいましょう。

case.5

はい、そうしましょう。 全力を出して大丈夫です。 しっかり受け止めてもらえるでしょう。

case.6

ここが頂点です。 今ならば、望みは叶う。 積極的にぐいぐい行って大丈夫。 意欲を燃やして盛大に実現させましょう。

case.7

相手の力になりたいなら、 積極的に働きかけてみれば、 喜んでもらえそう。 お互いに気が強いから、 ぶつかり合うこともあるだろうけれど、 尊重し合って、力を合わせて、 一緒にやっていける相手です。

case.8

会いに行きましょう。 出過ぎたことではないかと、 不安もあるだろうけれど。 今ならば大丈夫。会いに行くぐらいなら大丈夫。 喜んでもらえます。大切にしてもらえます。 明るい顔をして、会いに行きましょう。

二爻

case.1

濃い影のあるとき。 真っ暗な闇の中を、 積極的に進むようなことをすれば、 疑われ憎まれることになりそう。 影を払い、闇に光をもたらすべく、 誠意を尽くすようにするならば、 良い結果に通じるでしょう。

case.2

拒否される。 信じてもらえず疎まれて、 避けられて閉じられて、 それでも、信念を貫いていく。 誠実に可能性を開いていく、 強い意志が輝きを放っていく段階。

case.3

明るいところに居ると、 闇がくっきりと見えますね。 その暗い影を、そのままにして 進んではいけません。 隅々まで光で照らしましょう。 本気で真剣に、誠実に。

case.4

問題の闇は深いです。 解決させようと真っ直ぐに向かっていっても、 真意はなかなか伝わらず、拒絶される。 明るさを保ち続けましょう。 落ち込むこともあるでしょうが、 闇にのまれて暗くなってはいけません。 真剣に、どこまでも前向きに、誠意をこめて、 働きかけを続けるしかありません。

case.5

はい、そうしましょう。 見たくない部分にも目を向けなくてはなりませんね。 真剣に取り組みましょう。

case.6

ここが頂点です。 今ならば、望みは叶う。 ネガティブなことを全て追い払って、 明るい光で満たす力がある。 前向きに、誠実に、力を尽くしましょう。

case.7

相手はとても暗いところにいて、 疑い深くなっているようだから、 安易に近づくようなことをすれば、 憎まれてしまうだけかも。 相手の心に光を届けたいならば、 ただひたすら、誠意を尽くすのみ。 あなたなら、きっと、できる。

case.8

相手は悲観的になっています。 あなたも関係も信じることができない。 否定して、暗い気持ちに囚われています。 相手に引きずられてはいけません。 あなたが暗い方に行ってはいけない。 あなたの明るさ、前向きさ、誠実さだけが、 この関係の希望の光なのだから。

三爻

case.1

暗黒の闇に、覆われてしまいそうなとき。 力を振るうことが難しくなりそうですが、 自分に問題があるわけではありません。 光で照らそうとする姿勢を貫いて。

case.2

光が見えない。 暗いところに閉じ込められ、 自分の力を封じられて、 可能性に蓋をされる。 輝きは決して衰えていない、 闇の中でも信念を貫いていく段階。

case.3

深い闇があるようですね。 明るく照らそうとしても叶わず、 挫折感を覚えてしまう。 これが今の実力の限界かもしれない。 輝くばかりの豊かな力をもってしても、 仕方のないことなのかもしれません。

case.4

問題にのみこまれてはいけません。 闇は濃く深いけれど、引きずり込まれてしまわないで。 何もできないのはつらいですね。 絶望的な気分に悲観してしまうのもわかります。 だけれども、あなたは明るさを保たなくてはなりません。 あなたのその明かりが消えてしまったら、 問題はいつまでも闇の中に封じられてしまう。 今は無力なようでも、あなたの明るさが必要なのです。

case.5

今は何もできません。 その難題の前には無力です。 気づき目を向けることに意味があります。

case.6

ここが頂点です。 これで叶わないならば、仕方がない。 明るく正しく盛大な力を尽くしても、 どうしようもないこともあります。 やるだけやってみましょう。

case.7

相手と一緒にいると、 闇がどんどん深まっていく。 それでも引かれ合い、 見捨てることのできない相手。 相手のために何もできず、 無力感を覚えるかもしれないけれど、 あなたに、光をもたらす力が ないわけではない。 今は、相手が、暗すぎる。

case.8

何もしてあげることはできません。 あなたが何をしても、相手の心には届かない。 相手の暗さを振り払うことはできません。 あなたが悪いわけではなく、弱いわけでもない。 相手の闇が濃く深くて、どうしようもないのです。

四爻

case.1

濃い影のあるとき。 同じ光を持つものと力を合わせて、 明るさをもたらそうとするならば、 良い結果に通じるでしょう。

case.2

求めていく。 闇を払って、明るく照らしていくために、 光を集め、輝く力を増していく。 暗い中でもあきらめず動き、 可能性を開くために尽力していく段階。

case.3

影が目につきますね。 そこを明るくしたい。 自分の力に限界があるのなら、 力を合わせられるものを探しましょう。 もっともっと強力で盛大な光で、 隅々まで照らすことができるように。

case.4

問題の闇は深いです。 あなたの力だけでは、 全てを明らかにすることは難しいかもしれない。 独りで立ち向かって闇にのまれてしまうことがないように、 強力な明るさを補給することが必要です。 前向きに助力してくれる何か、明るく助け合える何かを。

case.5

はい、そうしましょう。 助けを得ることが必要ですね。 見たくないものも見なくてはいけません。

case.6

ここが頂点です。 望みを叶えていきましょう。 ネガティブなことを全て追い払って、 明るく盛大な光で満たさなくてはならない。 そのために必要な応援を得ましょう。

case.7

相手の力を借りれば、 暗くなっている状況を、 明るく照らすことができる。 同じ目的のために協力して、 現状を打開していけるでしょう。 相手の実力は、 自分と同等以上と考えて、 侮らず、尊重していくこと。

case.8

今だからこそ見える光もあります。 関係が悪くなってしまった今だからこそ、 気づくこと、分かり合えることがあります。 相手も、そろそろ気づいているかもしれない。 今頃、同じ光を見ているかもしれない。 会って、話をしてみましょう。

五爻

case.1

聡明さや美徳という輝きを、 身につけることができたならば、 幸福や栄誉を得ることになり、 良い結果に通じていくでしょう。 賢明な努力を。

case.2

強い輝きを放っていく。 盛大な力を誇りながらも、 謙虚に、学び研鑚する姿勢を怠らない。 慢心してしまえば転落する、 頂点を極めようとしている段階。

case.3

智慧が光となります。 智慧を得ることで光は盛大となり、 益々に明るく輝いていく。 闇を払い、影を、暗い部分を、 智慧なる光で照らしましょう。

case.4

自分を過信してはいけません。 傾きかけていることに気づいているのなら、 賢明な解決策を採らなくてはなりません。 見栄やプライドで虚勢を張ろうとすることなく、 本当に必要なものを謙虚に手に取ることが大切です。 それこそが立派な姿勢というもの。 あなたならそうすることができるはずです。

case.5

はい、そうしてください。 智慧を求める謙虚な姿勢が必要です。 もっともっと輝き続けるためには。

case.6

ここが頂点です。 望みを叶えることもできるかもしれない。 謙虚になりましょう。 自分には何でもできると威張らずに、 実現のために必要な智慧を求めましょう。

case.7

相手に認めてもらいたいならば、 懸命な努力が必要。 自己の愚かさを認めずに、 高慢な態度をとっているようでは、 決して、振り向いてはもらえません。 謙虚に、清廉に、聡明な徳を修めて。

case.8

相手の意見を聴き入れましょう。 あなたが度量のあるところを示せば、 相手もあなたに感心するでしょう。 一緒に考えていきたいという姿勢を、 あなたから示しましょう。 それこそが立派な態度です。

上爻

case.1

尊大な態度で、 自らを闇に封じてしまえば、 三年は孤立することになり、 結果は最悪となるでしょう。 盛大なときだからと、 愚かさを盛大にしてしまわないこと。

case.2

闇が深まっていく。 頂点に居続けることはできない、 しがみつけばしがみつくほど、 可能性は閉ざされ暗くなる。 光を求めなくてはならない、 愚かさを自覚していく過渡期。

case.3

光を避けているようですね。 まぶし過ぎると感じているのでしょうか。 暗いところでじっとしている方が、 ほっとするときもありますね。 いつかそこを出て明るい側に立ったとき、 そこがどのぐらい暗かったのか、 びっくりするかもしれません。

case.4

問題に立ち向かうことを避けてはいないでしょうか。 自らの闇が深く濃くて、自分自身でも どうすればよいのか分からないのかもしれないけれど、 今のあなたの状態は、もっともっと暗く深くへと 自分を闇の中へ押し込めようとしているかのようです。 解決のためには、心を開くことが必要です。 暗いところから出て、明るいところへ向かっていく覚悟が必要。 それは怖いことかもしれないけれど、 この問題を解決するというのはそういうことです。

case.5

いいえ、やめましょう。 それは愚かな決断です。 自分で自分を闇に閉じ込めてはいけません。

case.6

ここが頂点です。 望みが叶わないのは、 自分がそれを拒んでいるから。 どこかでそれを否定して、 自分で実現を遠ざけてしまっているから。 自分の中の闇と向き合うことが必要です。

case.7

あなたが明るいところに出てくるのを、 相手は待っていてくれているのに。 自分から、暗いところへ閉じこもって、 さらに闇を深くしていくようでは、 相手との関係にも、影が差す。 相手を失ってしまう前に、 勇気を出して、相手の手をとって、 一緒に、明るい方へ向かってみませんか。

case.8

相手を信じられませんか。 相手がまぶしすぎる? あなたが相手を拒み続けてきた。 あなたが心を開かなかった。 相手があなたを見捨てようとしているのではありません。 あなたが遠ざけたせいで、離れていく。 あなたが心を許して変わらなければ、 どうしようもありません。