雷地豫

らいちよ

image

音楽

case.1

物事を秩序立てて動かすことによって、 喜びがあり、楽しむことのできるとき。 筋道を立てて、道理に沿って動かすようにすれば、 積極的な行動に出て、うまくいくでしょう。 無理なく、気持ちよく、動けるような状態を、 整えていくことが鍵。

初爻

case.1

喜びに溢れ、 歌い出したいような気分であっても、 得意満面に図々しくしているようでは、 結果は悪いものとなってしまうでしょう。 独りで調子に乗らないこと。

case.2

動かすことができる。 その喜びに酔いしれて、 好き放題に滅茶苦茶していては、 何も動かせない。 身勝手な楽しみに溺れずに、 気を引きしめ姿勢を正すべき段階。

case.3

すごくうれしそうですね。 その喜び、大事にしてください。 舞い上がって気分の高揚にまかせて、 周囲を無視して叫び出したり、 自分勝手な迷惑行為に走らないこと。 喜べない事態に陥らないでほしいです。

case.4

自分に都合のいいように考えていませんか。 自分の気分がよくなることが解決? あなたの気分がよくなるように解決すべき? 自分中心の発想から抜け出さなくては、 周囲の方針とずれてしまうかもしれません。 全体が気持ちよくなる方法を考えてみませんか。

case.5

いいえ、やめましょう。 自分がよければそれでよいのでしょうか。 楽しいだろうけれど、自分勝手ではないですか。

case.6

方針がよくないようです。 それが実現されることを望んでいるのは、 あなただけなのではないですか。 それが実現されたとき、 喜んでいるのは自分だけとなりそう。 自分の願いを叶えることだけに囚われないで。

case.7

相手は、きっと、 応じてくれるでしょう。 うれしくて叫びそう!! という気分かもしれませんが、 舞い上がり過ぎは、禁物。 自分の喜びばかり優先して、 相手に何か強制したり、 独占したりしようとするのは、 慎むべきです。 信頼の上に成り立つ喜びを、 共有できる関係を目指して。

case.8

相手の気持ちを考えたことがありますか。 あなたが一人で大喜びをして、 うれしそうにはしゃぎまわっている姿を、 相手はどんな気持ちで見ていたのでしょうか。 あなたの喜びを相手に押し付けてはいけません。 相手と一緒に楽しめることを探しましょう。

二爻

case.1

喜びや楽しみに溺れることなく、 不動の心で、自分を固く守ることのできるとき。 心を動かされることがあったとしても、 一日を終えないうちに、 賢明な判断に返り立つことができるはず。 そのような態度であれば正しく、 良い結果を得ることができるでしょう。

case.2

心を乱すことなく、 黙々と行くべき道を行く。 道を外れそうになっても、 その日のうちに誤りに気づき、 すぐに引き返していく。 道理に固く沿い続けることに 喜びを見出していく段階。

case.3

喜びに調子を狂わされないで。 うれしいことがあれば心も動く、 楽しいことがあれば気も変わる。 でも、動かしてはいけないこと、 変えたくないこと、ありますよね。 元の調子に戻ってください。

case.4

楽な方に流されてはいけません。 あなたはあなたの意志を貫くことが必要です。 自分の方針がぶれていないかどうかを、 常に意識していることが大切。 流されてしまえば、自分の調子を保てなくなる。 不快な状態を自分で招くことになるのです。

case.5

はい、そうしてください。 周囲につられてはいけませんね。 自分は自分の姿勢を保たなくてはなりません。

case.6

方針が整っていますね。 それを実現させるという意志が固く明確で、 その道から外れることがない。 少しずれてもすぐに気づいて修正できる。 その調子で、気持ちよく実現を目指しましょう。

case.7

相手は、 自分の楽しみに溺れてしまっていて、 こちらに応じる意思はないみたい。 その楽しみに自分も加わりたい、 それこそが私の喜び! などと思うかもしれないけれど、 そんな考えは、今日中に、 改めるべきです。 独りでも、 自分は自分の道を行くべきだと、 本当はよく分かっているはず。 相手のためにもならないし、 断固として、心を動かさないで。

case.8

相手につられてはいけません。 相手がどんなに楽しそうにしていても、 あなたは決してつられないで。 相手は相手、自分は自分。 別々を保っていることで、 健やかな関係が保たれる。 不要な影響を受けないように、 厳格に自分を管理して。

三爻

case.1

媚びることによって、 喜びを得ようとするような態度は、 即刻に止めるべき。 必ず後悔することになるし、 改めるのが遅くなればなるほど、 悔いが残ることになるでしょう。

case.2

何かに媚びへつらって、 道理を曲げてしまうようなことをすれば、 後でものすごく悔やむかもしれない。 善くないと分かっていることは直ちに改め、 心から気持ちよく喜ぶことのできるような 正しい秩序を回復させていくべき段階。

case.3

それ、楽しいですか。 周囲が喜んでくれるからとか、 後で自分も喜べるのではないかとか、 そういうのもう止めたくないですか。 自分のために、早く止めてあげてください。

case.4

早くやめましょう。 こんなことではダメだと思っているなら、 堕落していく自分を悔いているなら、 今すぐに終わりにしましょう。 これ以上、自分を失望させないで。

case.5

後悔するのではないですか。 それで誰が喜ぶのでしょうか。 その考えは早く捨てるべきです。

case.6

方針がよくないようです。 周囲の顔色ばかり見て、楽な方に流されている。 それではダメだと感じているのですよね。 直ちに、方針を修正しましょう。 後悔したくないのならば、時間を無駄にしないで。

case.7

相手を振り向かせようと、 機嫌をとったり、色目をつかったり、 媚びるようことをしているのなら、 今のうちに、考え直すべき。 そんなことをする自分を、 自分自身がどこかで、 軽蔑しているのではないでしょうか。 確かに相手は、そういうことで、 態度を変える可能性はあるだろうけれど、 そうして築いた関係を、 本当に、喜ぶことができるのでしょうか。 後悔しないように、よく考えて。

case.8

最低ですよね。 相手をおだてて、調子に乗らせて、 うまく転がして、こっそり楽しんでいる。 いや、もう楽しくないのですよね。 相手にも自分にも嫌気がさしている。 こんな関係、楽しいわけがないですね。 すぐに断ち切りましょう。 もっとどうしようもない関係に陥る前に。

四爻

case.1

自分が中心となって、物事を動かし、 楽しむことのできるとき。 大いに得られるものがあるでしょう。 鍵は、疑わないこと。 自分のもとに集まってくるものと、 喜びを共有できるときです。

case.2

自分が楽しんで動かせば、 喜んでついてくるものがある。 道理に従って動かしていれば、 何も疑う必要はない。 自分が指揮棒を振るい、 心地よい流れを奏でてゆく段階。

case.3

うれしいことや楽しいことが たくさんありそう! 嘘でしょなんて思わないで、 そうなんだあと思って、 明るくて喜びに満ちた流れが 自分に向かってくるのを感じて。 引き寄せるのは自分!

case.4

信じましょう。 あなたにはこの問題を解決する力が備わっているし、 周囲の人たちもあなたを支えてくれます。 あなたが先頭に立って指揮すればよいのです。 独りで全てを行おうとするのではなくて、 あなたが周囲の人たちを動かしていけばいい。 大丈夫、あなたにはできます。

case.5

はい、そうしてください。 うまくやっていけそうですね。 心を開いて、楽しんで!

case.6

方針を決めるのはあなたです。 あなたが自信を持って動けば、 状況も大きくうねってついてくる。 信じてください、うまくいく。 気持ちよく流れを起こすことができます。

case.7

相手は、大喜びで、 こちらに応じてくれそう。 裏があるのではないかとか、 疑う必要は、全くなし。 相手は、本心から喜んで、 道を共有し、一緒に楽しんでいきたい、 と思ってくれているはずです。

case.8

疑うのはやめましょう。 あなたが疑うと、相手も疑う。 あなたが心を開けば、相手も応える。 一緒に楽しみたい! 喜びを分かち合いたい! そう思っているのが本心だから。 あなたの態度ひとつで、動き始めます。

五爻

case.1

正しいことをしているのだとしても、 自分だけが楽しんでいるようであれば、 動かすべきことがうまくいかなくなって、 苦しい状態がつきまとうようになるかも。 本当の喜びとは何かを、考えて。

case.2

道理には適っていたとしても、 思うように動かせないし、 あまり楽しくない。 生気のない低迷した状態が なんとなく続いていく。 状況に生命力を吹き込み 動的な喜びを手に取り戻すために、 立ち上がっていくべき段階。

case.3

楽しくなさそう。 心地よくも面白くもないことを、 淀んだままずるずると引っ張って、 どこまで続けていくのでしょうか。 喜びが生まれなくても、 続けていることに意味がある?

case.4

そのこだわりは必要ですか。 あなただけがそれにこだわって、 流れから外れてしまっているのではないですか。 あなたがそれで心地よいならいいけれど、 そうではなく、問題だと感じているのですよね。 こだわっていたら、いつまでもこのままです。 流れに合わせることも考えてみませんか。

case.5

いいえ、やめましょう。 決定的にダメにはならなくても、 うまくいかない状態が続くことになりそう。 すっきりしないまま、いつまでも。

case.6

方針がよくないようです。 全然うまくいっていないと感じながら、 その状態にしがみついていませんか。 流れを感じてみてください。 流れに逆らわずに素直に乗ってみた方が、 気持ちよく進めるのではないですか。

case.7

自分の楽しみや喜びばかりを 優先しているようでは、 相手がついてきてくれる わけがありません。 完全に関係が断たれる、 ということにはならなくても、 相手は相手で、こちらを無視して、 向こうの道を黙々と歩んでいくだけ。 こちらに引き入れようと誘惑しても、 無駄に終わることでしょう。 相手の気を引きたいならば、 まずは、態度を改めて。

case.8

このまま続いていきそうです。 もう息も絶え絶えで、楽しくもないし、 なぜ続いているのかさっぱり分からなくても、 関係が途絶えるということにはならない。 今はそっとして、そのままにしておきましょう。 この死んだような関係が、いつか息を吹き返すのか、 それも分からないけれど。

上爻

case.1

喜びや楽しみに、目がくらみやすいとき。 状況や流れが変わりやすいときでもあるので、 心を入れ換えることができるかどうかが、 鍵となりそう。 自分で変えていけるなら、問題ないでしょう。

case.2

楽しみに浸り続けることもできる、 でも本当は、もうあまり楽しくない。 このままではいけない、 変わっていかなくてはいけない、 動かしていかなくてはならない。 喜楽の感覚が変化していく、 新しい調べが流れ始めていく過渡期。

case.3

楽しむことは大事。 でも溺れたら堕落する。 そろそろ何かを変えなくては ならないかもしれません。 心地よいところにばかり ずっと留まっていることはできない。 目の覚めるような刺激や転換が 必要とされています。

case.4

これまでは、うまくいっていたのですよね。 それで楽しかったし、心地よかった。 でも、今はそうは感じられない。 このままではいられないという気がしている。 それでも、やっぱり楽しいから抜けられない? 疑問を覚えながらでも、心地よく流されていたい? 自分の感覚を無視して楽しめるでしょうか。 変わることを促されています。

case.5

そのままではダメです。 楽しい面しか見ていないのではないですか。 考え方を変えていかなくてはなりません。

case.6

方針を変えましょう。 今はそれが楽しいかもしれないけれど、 その状態はもう長続きしないかも。 その願いを叶えることが、本当に喜び? 今はものすごくそれが欲しくても、 すぐに目が覚めてしまうかも。

case.7

相手が機嫌をとってくれるからと、 いい気にならないこと。 向こうは、こうした関係を、 喜ばしいと思ってはいないはず。 堕落した関係を、 立て直すチャンスは、今です。 嫌気のさした相手が去るのが、 先かもしれないけれど。

case.8

変えられる可能性はあります。 今はお互いにだらけてしまっていて、 なれ合いになって、楽な方にばかり流されて、 関係の意味や意義がぼやけているけれど。 心を入れかえて、立て直せる可能性はあります。 鍵は、あなたが立ち上がれるかどうかです。