山沢損

さんたくそん

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減らす

case.1

減らすことが鍵となるとき。 誠意をもって臨むのであれば、 必要なことにおいて、必要な程度、 何かを減らすようにすることが、 素晴らしい結果に通じていくことになり、 問題となることもないときです。 行くべき道に沿い続けていくのであれば、 減らすことによって、積極的に進んで、 得られるものがあるでしょう。 真心があれば、 形式を減らしてもよいときであり、 減らす方向で考えていくべきときです。

初爻

case.1

他にすべきことがあるのなら、 今していることを中断して、 速やかに、そちらに向かっても、 問題ないとき。 ただし、損失の程度はよく斟酌して、 力の分配を考えること。

case.2

分配していく。 目の前のことだけに専念せずに、 他に必要とされている部分に、 必要な分を注力していく。 これまでとは違う流れを起こし始める、 新たな可能性に投資していく段階。

case.3

払うべきものは払いましょう。 自分のことばかり考えていないで、 全体のことにも目を向けるべき。 それも必要な投資です。 結局は自分のためにもなりますよね。 今はそちらを優先しましょう。

case.4

すぐに解決を図りましょう。 ぐずぐずしていてはダメです。 他にもやるべきことはもちろんあるだろうし、 他を犠牲にすることで損失も出るかもしれないけれど、 まずはこの問題の解決を最優先とすべきです。 できるだけの力を使って、早速に取りかかりましょう。

case.5

はい、そうですね。 それを優先すべきです。 すぐに実行しましょう。

case.6

すぐに取りかかりましょう。 全てを賭ける必要はないけれど、 それは優先的に取り組むべきことです。 惜しまずに努力しましょう。 少しの我慢が効いてきます。

case.7

自分の分は減らしてでも、 相手の分を増やしてあげること。 それも、速やかに。 相手はどのぐらい必要としているのか、 自分はどのぐらい犠牲にできるのか、 その配分やバランスをよく考えて、 相手のために、自分を分け与えて。

case.8

相手のことを優先しましょう。 自分のことは後回しにして、相手のことをまず考えて。 全てを投げ出せるわけではないけれど、 出し惜しむときではありません。 相手のために自分はどれだけできるのか、 できることに今すぐに着手しましょう。

二爻

case.1

自分の道を固く守り通した方がよいとき。 積極的に何かをすれば、 悪い結果につながることになるでしょう。 何もしないということが、有益なときであり、 何かをするという行為を、減らすべき。

case.2

何もしない。 必要な投資はしてあるから、 あとは信じて見守るだけ。 手を出したくても出さない、 歩みを無駄に乱すことがないように、 可能性の開花を静かに待つ段階。

case.3

そこまでしなくて大丈夫です。 ちょっとやり過ぎ。 自分が本当にしたいことだけ、 してください。 自分の道から外れるようなことまで するのはダメです。 そこまでは必要ありません。

case.4

手を出すのは控えましょう。 この問題は、あなたの問題ではない。 あなたの手で解決すべき問題ではありません。 あなたが手を放した方が、きっとうまくいく。 あなたが手を貸さなくても大丈夫です。

case.5

いいえ、やめましょう。 それをする必要はありません。 それをしない方が利益につながります。

case.6

何もしてはいけません。 何もしない方が、実現に近づく。 何かしなくてはいけない という考えは手放しましょう。 何もしないのが得策です。

case.7

何かをしてあげることが、 相手のためになるとは限らない。 手を貸したくなることも、 今は、ぐっとこらえて、 自分のことに専念を。 信じて、黙って見守ることが、 相手への最善の贈り物。

case.8

何もしないでください。 相手のためを想うなら、 この関係のためを想うなら、 何もしないでください。 何もせずに見守りましょう。 それが、必要とされている愛のかたち。

三爻

case.1

何かが減ることになったとしても、 残ったものにとっても、 減っていったものにとっても、 その方が、うまくいくことになった、 ということになりそう。

case.2

しぼっていく。 可能性は色々あっても、 全てが花開くとは限らない。 必要なものを残し、 減らすべきものを減らしていく、 選定をしていくべき段階。

case.3

余分なものを連れていませんか。 それがあるとうまくいかない。 必要なものも手に入らない。 要らないものは捨てましょう。 すっきりと身辺を整えれば、 欲しかったものが分かる。

case.4

何かが余計なのです。 色々と考え過ぎてしまっているのかもしれません。 もっとシンプルに、単純に考えましょう。 この問題の解決のために、不可欠なものは何でしょうか。 これもあった方がいい?あれもあると安心? そういうものが邪魔になるのではないですか。 これだけは絶対!というものを探しましょう。

case.5

もう少し考えを整理しましょう。 何がポイントなのでしょうか。 要点をしぼって問い直してください。

case.6

気が多すぎるのではないですか。 あれもこれもは叶いません。 もっと望みをしぼりましょう。 最も叶えたいことは何ですか。

case.7

相手とは、一対一で、 向かい合うべき。 余分なものを引き連れて、 ぞろぞろと向かっていっても、 真剣に向き合ってはもらえない。 相手に応えてほしいならば、 余計なものは排除して、 身一つで、求めて。

case.8

三人だとうまくいかないですね。 二人ならいい感じなのだけど、三人だとよくない。 一対一で関わるようにしませんか。 三人でまとめようとしないで、 それぞれとの関係を大切にしていく。 それか、あなたがもう抜けてしまう。 一人でいれば、他の相手がみつかります。

四爻

case.1

悪いところや、病んでいるところを、 減らすことができるとき。 速やかに、減らすことができたなら、 喜ばしい結果となるでしょう。 問題はありません。

case.2

不要なものが減っていく。 余計な可能性や邪魔な部分がなくなり、 すっきりとして見通しが開けていく。 暗く淀んだ流れが減退し、 明るい活力が流れ込み始める段階。

case.3

調子が悪いようですね。 放っておかないで、 早く治すことを考えるべきです。 何が原因なのでしょうか。 その影響を取り除くことが必要です。 癒しに取り組むことを促されています。

case.4

できるだけ早く解決させましょう。 原因を取り除けるならば迅速に取り除いて、 それが無理でも小さくできるなら小さくして、 減らせるだけ減らしていくことが大事。 対処すべきことは、すぐに対処すべきです。 これ以上に悪化させてはいけません。

case.5

はい、そうしましょう。 早く取り除いてすっきりさせたいですね。 速やかに実行しましょう。

case.6

よくない望み方をしているようです。 もう少し考え直してください。 そういう望みを長く抱いていてはいけません。 すぐに改めれば、光が見えてきます。

case.7

良い影響を与えてもらえる関係。 相手と付き合うことで、 こちらの欠点や悪いところが、 減らされていくことになるかも。 早いうちに、そのことに気づき、 自分から受け容れていけば、 きっと、うれしい結果に。

case.8

悪いところは直しましょう。 自分のここが悪いと気づいていて、 ここを直したいと思っているのなら、 ぐずぐずせずに直しましょう。 相手はあなたに協力的。 あなたが態度を早々に直せば、 喜んで受け容れてくれるでしょう。

五爻

case.1

増される立場にあるとき。 その分、他で何かが減ることになっても、 それも必要だということ。 間違いなく、 素晴らしい結果に通じていくでしょう。

case.2

素晴らしいものが流れ込んでくる。 減らすべきものを減らし、 手放すべきものを手放したから、 本当に必要なものを受け取っていく。 確実に可能性が開花していく段階。

case.3

何も心配しないで。 虚心でいれば、必要なものは与えられます。 不足することなどありません。 不安や疑心は手放してください。 大丈夫なのだと安心していてください。 十分に受け取ることができます。

case.4

必ず解決します。 心配するのはやめましょう。 全て必要なことが起きています。 結果的に、全てあなたのためになる。 この問題は、あなたに素晴らしい成長を もたらすことになる課題です。 この問題が、あなたにマイナスの影響を 及ぼすことはありません。

case.5

はい、そうしてください。 確実に手に入るでしょう。 迷わず決断を。

case.6

望みは叶います。 実現は間違いないでしょう。 その道のりがどういうものであったとしても、 信じましょう。 まわりまわって、確かに叶う。

case.7

何がこちらのためになるかを考えて、 本当に必要としているものを、 惜しみなく分け与えてくれる、 素晴らしい相手。 間違いなく、 幸運をもたらしてくれる相手です。 同じように、誠意で応えて。

case.8

心配や不安は手放しましょう。 そんなものは、この関係には不要です。 相手は、あなたを支えてくれる。 惜しみない愛を与えてくれる。 幸運も降ってくる。 信じなくてはいけません。 こんなにも祝福された恵まれた関係を!

上爻

case.1

減らす必要のないものを減らさずに、 減らしてもよいものを減らして、 全体を益することのできるとき。 そのようにすれば、問題はなく、 行くべき道に沿い続けていくならば、 良い結果に通じていくことになるだろうし、 積極的に進むとよいでしょう。 全体の利益に奉仕する姿勢が鍵。

case.2

減らすことは増やすこと、 与えることはもらうこと、 手放すことは受け取ること。 その場の損得に気を取られずに、 全体の循環を意識していく、 視点の転換が促されていく過渡期。

case.3

自分にできることをする。 自分がしたいことをする。 それでよいのではないですか。 あげたとかもらったとか 多いとか少ないとか そういうことではなくて。 自分ができてしたいことをする。

case.4

この問題はここで解決させるべきことでしょうか。 これで解決という区切りをつけられることなのか、 すぐに解消してなくすことのできることなのか。 むしろ、この問題を常に意識しながら、 この問題の存在をどこかに内包しながら、 共に進んでいくことに意味があるのではないか。 何度も問い直しながら、どこまでも答えを探しながら。

case.5

はい、そうしてください。 全てがうまく回るでしょう。 皆が喜ぶ決断です。

case.6

全体がうまくいくことを目指しましょう。 自分だけがよければよいのではなくて。 あなたの望みは、自分だけのものではない。 周囲にも広く影響を与えるものです。

case.7

自分がたくさん持っていて、 相手が必要としているなら、 惜しみなく、分けてあげればいい。 自分のもの、相手のもの、などと 分け隔てるような考え方を、 すべきではないのかもしれない。 お互いにとって、この関係にとって、 最善であることを大事に。

case.8

相手から受け取るばかりではなく、 あなたから与えるということを 考えてみてはどうでしょう。 立場とか常識とか、 そういう規定で関係を固定化するのはやめて、 お互いを自由にしてみるのはどうですか。 せっかく、それができる力があるから。