ⅩⅥ.THE TOWER

[正位置]

case.1

混乱があります。 今まで築いてきたものが、壊されました。 信じてきたことが、崩れていきます。 何故か? 真実に気づくためです。 混乱の中から必死で掴み取る答え、 そこに真理があるからです。 一時期苦しい状況になるかもしれません。 それは目覚めのための試練です。 新しい意識へ向かう変革のときです。

case.2

混乱が生じます。 今まで信じてきたこと、築き上げてきたものが 崩壊するかもしれません。 壊れたあとに残るもの、 そこにある真理を知るべきときが来るのです。

case.3

まずは落ち着きましょう。 そんなに動揺していては、正しい答えは得られません。 現在の混乱はあなたを目覚めさせるための試練です。 ここで逃げずに、現象の裏に隠されたメッセージに気づき、 学ぶべきことにきちんと向き合っていくことが大切です。 ひとまず避難して安定を取り戻したら、 しっかりと現実に対峙し、 何が起きてきたのか理解しましょう。

case.4

突然の出来事に、ショックを受けて動揺しています。 全く想定外のことに出逢ったので、心の準備もなく、 自分に何が起きたのか事態を把握しきれずにいます。 どうにかしなければと焦りますが、混乱するばかり。 容易に受け止めることのできない衝撃を感じています。

case.5

破壊は創造のための揺さぶりです。 築き上げたものに安住していては、 エネルギーは停滞する。 惰性で過ごしていては、 見るべきものも見えなくなります。 気づくべきことがあるから、 するべきことがあるから、 ショックが与えられるのです。

case.6

予想外のことが待っていそう。 混乱は必至なので、穏やかなで確実な道を望むなら避けましょう。 それでもそれがいいと引かれるならば、その衝撃を体験することも、 人生において重要な意味があるということ。 自分の価値観や固定化された枠を一度壊して、 新たな自分の可能性の萌芽を見たいと望むなら、 挑戦しがいのある選択かもしれません。 容赦なく、激しく、厳しく、ダイナミックな経験ができそうです。

case.7

その道が、正しいか正しくないかはともかくとして、 そこを行くと、何かが起きる。 間違っていた!と気づかされるかもしれない。 急に目の前が崩れて、全く違う道が出現するかもしれない。 こんな道だったのか!と真の姿に驚くかもしれない。 いずれにせよ、本当に進むべき道が明らかになる。 衝撃の展開を、お楽しみに。

case.8

いっそのこと、壊してしまいましょうか。 もう嫌だ!!と暴れてみてもいいかも。 周囲は驚くだろうし、 自分も混乱するだろうけど、 気を遣ったり悩んだりしているぐらいなら、 本当のことを曝け出した方がいい。 当然の前提としてあるものを、 思い切って崩してみたら、 ぐちゃぐちゃになった中で捨てられないものも、 その後に建て直していくべきものも、 露になっていくでしょう。

case.9

事態を、把握できずにいるようです。
何かショックを受けることがあって、
奈落の底に突き落とされたような気分
でいるのかもしれません。

この先どうなるのか、どうすればよいのか、
一刻も早く知りたいところでしょうが、
その前にまずは、落ち着きを取り戻してください。

動揺したまま進んでは、混乱が大きくなるだけ。
起きていることが実際はどういうことなのか、
その本質をつかまなければ、収拾できない。
事実を否定したり歪曲したりしないで、
直面した上で、必要かつ適切な対応を
考えていきましょう。

[逆位置]

case.1

軽い混乱。 真実に気づいた動揺。 どこかでわかっていたはずです、 こんな日が来ることを。 いつまでも誤魔化しておけるはずがないのです。 今は多少苦しくても、これは必要な変革。 ここからまた新たに築き始めればよいのです。 真実がわかった以上、 もう逃げも隠れもできません。 現実から目をそらさず、向き合うときです。

case.2

動揺があるでしょう。 全く予期していなかったことではないけれど、 多少の混乱は避けられません。 それでも、結果的にはよかったという思いに至るはず。 破壊なしに新たな創造はできないのです。

case.3

衝撃的な出来事から、立ち直れずにいます。 明らかになった事実を前に、動揺は隠せません。 混乱は収束に向かいますが、掴むべきものをまだ掴んでいない。 これからどうすればいいのか、答えを確信できずにいます。 意識が揺さぶられ、改革の必要性を感じています。

case.4

受け止めましょう。 変転に抵抗する術はありません。 今は破壊的な側面に気を奪われていても、 これから建て直すことに目を向けたとき、 その真の意味を理解することができるでしょう。 破滅ではなく、完成だったのだと。

case.5

すんなりとはいきません。 今思っているのとは、全く違うものになりそう。 途中途中で揺さぶられ、ショックを与えられ、 違う、そうじゃない、目を覚ましなさいと 気づくまで突き放される。 そこで逃げずに得るものは、自分にとっての真実。 今までの自分を壊して、崩して、 本当に確かなものを手にしたいと望むなら、 覚悟して臨んでください。

case.6

混乱が続きそう。 しばらくは揺さぶられながら、 落ち着くのを待つしかないでしょう。 何か大事なものが、表れようとしているのです。 それを選ぶことが、即、答えや解決につながるわけではないけれど、 その道を行くことは、重要な過程ではあるのです。 それは、産みの苦しみに通じるもの。 その先に、きっと何かが生まれる。

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