ⅩⅣ. TEMPERANCE
節制
[正位置]
case.1
調整期。 極端な言動を避け、 周囲への適応を心がけるときです。 自分自身に調子の悪いところがあれば、 エネルギーを調整してバランスを取り戻しましょう。 無理をしなくても淡々と続いていく、 ほっとできる素直な日常。 穏やかな中で物事が静かに進行していくときです。
case.2
淡々と進みます。 派手な変化はなくとも、徐々に、着実に、 あるべき道を歩んでいくでしょう。 自分のすべきこと・自分にできることを シンプルに理解していきましょう。
case.3
今は自分を癒すことを優先しましょう。 あなたが疲れきってバランスを崩していては、 ものごとはうまくいきません。 相手や周囲のことばかり気にかけて なんとかしようと働きかける前に、 自分自身に調子の悪いところがないかどうか 注意してみてください。 自分のエネルギーの乱れが問題の原因かもしれません。 あなたが本来の自分を取り戻せば、 自然と周囲との調和が生まれ、 スムーズにことが進むようになるでしょう。
case.4
今、自分はどんなエネルギーと調和していると感じますか? 今、自分にとって心地よいのはどんな波動でしょう? 誰の、どこの、いつの、どのグループの? 自分のエネルギーも、他のエネルギーも変化します。 同調すれば惹かれ合い、ずれてくれば自然と離れていきます。 自己のエネルギーを高く保つためには、努力が必要。 地道な調整、できていますか?
case.5
節度を保ち、自分自身をしっかりと管理しています。 無理をしたり、自分に嘘をついたり、 自分にストレスがかかるようなことはせず、 素直な自分のありのままの姿を大切にしています。 自分も相手も同じように心地よくいられるよう気遣います。
case.6
いい選択ですね。自分らしくて、無理がない。 自分の最善の状態が保てるので、能力を有効に活用することができる。 出し惜しみせず、無駄がなく、怠ることなく、疲弊することなく、 心地よく、丁度よく、過ごしていける感じです。 健康面でも非常に良さそう。人間関係も問題なし。 素直な選択が、最良なのではないでしょうか。
case.7
徐々に進めましょう。 すぐに大きな変化が現れるような選択ではありません。 少しずつ少しずつ、調整して、慣らせて、合わせて、 適切な頃合いに、手応えを感じ始める。 自然な過程であるとともに、意識的な過程でもあって、 状況と気持ちが丁度よくブレンドされて、 絶妙の加減で醸成されていくような。 意外と味わい深い道なのです。
case.8
思考がだんだん本質から外れてきているようです。 自分が本当は何をしたかったのか、どうしたかったのか、 基本に戻って、自分らしさを取り戻しましょう。 極端な考え、過激な考えは排除。 「思い切って」「大胆に」なることは必要ありません。 自分が無理なく、適度に、心地よくできることが重要。 自分の能力を飾らず活かせることが重要。 そういうものを望んでいたはずです。
case.9
調整の時期を迎えているようです。
バランスが悪くなってしまったところや、
負担がかかり過ぎてしまっている部分を、
適切な状態へと導いていくために、
回復や変容が促される時期。
それは、安楽で心地よい展開とは限らない。
調子の悪いところが噴き出して、
体調を崩したり、苦しくなるかもしれないし、
そのまま悪い方へ転落してしまうような気分に
巻き込まれてしまうかもしれない。
でも、それは、それでも、癒しの道。
もしこれから、大きく調子を崩すようであれば、
それだけ、過度の負荷が存在していたということ。
それに気づくことが、最善の状態に近づく第一歩。
相応しいバランスを、模索しながら進んでいく。
[逆位置]
case.1
やりすぎです。 その言動は極端で不適切。 バランスが崩壊しました。 周囲とうまく折り合いがつきません。 組合せが悪いのかもしれません。 必要な妥協ができないようです。 無理強いはするべきではありません。 冷却期間をおいて、 リラックスしてから調整しましょう。 癒しが必要とされるときです。
case.2
やりすぎてしまいそう。 “適度な加減”がわからなくなって、自滅してしまうかも…。 心と体、バランスがとれていますか? 思考と行動、同じ方向を向いているでしょうか? まずは、素直な自分の気持ちを確認する必要がありそうです。
case.3
自分自身のバランスを崩し、無節操になっています。 自己管理ができず、だらしのない印象を与えてしまいます。 相手のことを思いやることができず、極端な言動が目立ちます。 不安や緊張から自分を解放することができず、 本来のリラックスした自分自身の姿を見失っています。
case.4
救済を受け入れましょう。 自分でいくら頑張ってみても、 今の状態では悪循環となってしまいそう。 張り詰めた心をほどいて、助けを求めましょう。 つながることで、癒されるから。
case.5
何か極端な感じがします。 変なところに力が入っているというか、バランスが崩れているというか。 この状態でそれをやったとしても、適切にやり遂げることは難しいでしょう。 それをきちんとやらなくてはと、過度に自分にプレッシャーをかけてはいないでしょうか。 身体が無理だと拒絶を示してはいないでしょうか。健康の問題は疎かにしないでください。 自分に無理なく気持ちよくできる、かつ、適度に気合いの入ることを、優先すべきです。
case.6
修行の道。その道を行くと、 最初はどうしてよいかわからないかもしれない。 自分の手に余るように感じることもあるかもしれない。 そこで、調整していく。 放り込まれた環境に、自分を合わせていくことで、 鍛えられていく。新たな能力が開発される。 少しずつ新しい自分を創り上げていく。 その意識が鍵となる選択です。
もっと見る(ⅩⅣ. TEMPERANCE 節制)