Ⅶ.THE CHARIOT
戦車
[正位置]
case.1
困難を克服します。 ネガティブとポジティブ、 自分の中の二つの思考や周囲の状況の二面性、 それらをうまくコントロールすることで、 物事はうまく進みます。 今のあなたなら大丈夫、自制心をもって、 難しい問題も乗り越えていくことができるでしょう。 自分自身を強く持つべきときです。
case.2
勝利への戦いが始まります。 目指すべき道を確信し、 意識は真っ直ぐに目的へと向かいます。 自信に溢れ、迷うことなく、 望む未来を切り開いていくことでしょう。
case.3
勝利への道は見えました。 あとは、コントロールを誤らないこと。 勝利への確信をいかに暴走させず、 保ち続けることができるかが試されます。 ふと入り込む不安や迷いに道を見失うことなく、 「勝つこと」のみに囚われがちなエゴを 制していかなくてはなりません。 勝利への道は、戦いの道。 自分との戦いに勝つことができれば、 あなたの願いは叶うでしょう。
case.4
溢れそうな気持ちを胸に、一心に対象に向かっています。 熱く昂ぶる感情のエネルギーに突き動かされながらも、 理性を失わず、しっかりと自分をコントロールしています。 どうしてもそれを手に入れたい、だからこそ。 動と静をうまく操り、勝利を信じて邁進しています。
case.5
すべては自分が握っています。 未来は自分の手の中に。 情熱を失ってもいけない。 感情に任せてもいけない。 熱い想いを原動力として、 求めるものを手にするために、 自分自身の脆さを克服することで、 未来をも制していくのです。
case.6
そのまま進むことができれば、素晴らしいところに達します。 その道の明るいところも暗いところも 自分の中の強いところも弱いところも 他を行きたい気持ちも留まっていたい気持ちも 対立するいろんな要素をよく分かった上で、 それらを統合した最善の道を歩もうという 強い精神力が漲っているから。 それが自分に克つ道だと確信しているから。 困難や障害があったとしても、必ず乗り越えることができるでしょう。
case.7
勝負を賭ける選択。 他の道を選べないなら、この道を行きましょう。 簡単ではない道。 進み続けることを阻む要素も、この先、出現することになります。 負けそうになる、挫けそうになる、逃げそうになる自分との戦いです。 負けずに、挫けずに、逃げなければ、必ず勝利に至ります。 敵は自分の中にいる。成功も自分の内にある。 克己心が試される選択です。
case.8
いろんな気持ちがある中で、 ここならそれらをうまく統合できそう、 というポイントを探してください。 すぐに気持ちがまとまるわけではないし、 ばらばらになりそうなときもあったとしても、 ここならなんとか自分を制御できそう、 という点を掴むことが鍵です。 その難しいところを進んでいるうちに、 気持ちはきっと固まってくるし、 自分がもっと強くなれるから。
case.9
それは、大きな挑戦のようですね。
困難で大変なことだと知っているけれど、
絶対に乗り越えてみせると、誓っている。
この時点で、もうその問題は
克服したようなものでもあるけれど、
これから実際に難敵と格闘した後に、
本当の勝利を手にすることができる。
怖くて当然、弱さがあって当然。
それを自覚しているからこそ、
自分に合った作戦も立てられるし、
自分を見失うようなこともなく、
前進を続けることができるでしょう。
[逆位置]
case.1
コントロールを失っています。 理性と欲望が相反する主張を繰り返し、 自制することができません。 不安に支配され、暴走してしまいます。 このままでは失敗の恐れがあります。 勇気を持って自分自身の弱さに立ち向かい、 秩序を取り戻す努力をしましょう。 心の強さが勝利への鍵となるときです。
case.2
暴走の危険があります。 今のあなたのエネルギーはとても強い。 目的に向かって一心不乱に向かっていく力があります。 その勢いをうまく扱えば、成功も夢ではないといえるでしょう。 でも、コントロールを誤ってしまったら…? 壁に激突して痛い目にあったり、妙な方向にのめり込んだまま、 抜け出せなくなってしまうかもしれません。 現在の勢いを有効に使うためには、自制心が必要です。
case.3
自分で自分に振り回されてしまっています。 前へ進みたい気持ちはあっても、 欲望・不安・希望・恐れ、様々な感情や想いが渦巻き、 向かうべき方向を定めることができずにいます。 自らの状況を冷静に立て直す勇気が持てず、 甘えの中に負けを認めてしまっているようです。
case.4
克服すべきは、自分自身の弱さです。 誘惑に溺れ、恐れに惑う、愚かな脆さ。 どんな問題も、自分の問題です。 どんな戦いも、自分との戦いです。 自分を制することなしに勝利はなく、 自分を自在に制することが成功です。
case.5
方針もなく闇雲に進んだところで、勝てる見込みはありません。 自分の気持ちと方向をしっかり定めないと、 物事が滅茶苦茶になってしまいそう。 葛藤に引き裂かれることなく、 最も自分がコントロールしやすいポイントを探ってみてください。 自分で操縦しきれないことを、強引に進めようとしないで。
case.6
状況は劣勢です。 自分をしっかり立て直さないと、その道を行くことは困難でしょう。 前へ進むためには、障害を乗り越えなくてはならない。 その障害は、どんなもので、なぜ、なんのために、そこに存在しているのでしょう。 冷静に把握してください。 自分の力のどの部分を、どんな風に、どんな加減で使うべきなのか。 立ち止まって策を練ることが必要です。
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