9 of WANDS

[正位置]

case.1

警戒を解かないで。 あなたを傷つけてきた状況が、 再発する恐れがあります。 もちろん、あなたは耐え抜くでしょう。 心身ともにぼろぼろになっても 屈することのなかった強い決心。 苦難の体験を乗り越えることで、 精神はさらに鍛えられました。 最後の試練、 どうぞあきらめないでください。

case.2

心配なことが残っているようですね。
嫌な思いや痛い思いをした事態が、
繰り返される恐れがないわけではない。

でも、その問題は、終わっていないといえば
終わっていないのかもしれないけれど、
一度その問題から抜け出して、
もう二度と戻りたくないと決めて、
戻らないという態度を貫いているのならば、
もう終わったようなものかもしれない。

警戒はしていましょう。
今後の鍵は、過去の問題を再発させないための
意志と方策をしっかり定めることにあります。

case.3

警戒しています。 傷つきたくないと感じている。 避けたい状況が再発することを恐れ、 臆病になっています。 安心して心を開いても大丈夫なのか、 見きわめようとしています。

case.4

癒えていない傷が関係を妨げます。 また傷つくのではないかと怯えて。まだ傷つけ合ってしまうのではないかと怖くて。 もう争いたくはないけれど、問題が完全に解決したとも思えない。 同じことの繰り返しになることを恐れてしまう。 警戒を解くことができません。

case.5

恐れているのですね。 また同じことになるのではないかと。 また傷つくことになるのではないかと。 確かに、このままでは、 繰り返されてしまうかもしれない。 悪いイメージを振り払ってください。 そのイメージが障害になっています。

case.6

出会えなさそう。 過去の傷に怯えていて。 前に進む準備ができていません。

case.7

何を恐れているのですか。 その問題を解決しなくてはなりません。 また同じことになるのではないかと思ううちは、 どの方向へ進んでも同じことになります。 根本的な部分を見直しましょう。 やりたいことができるようになるように。

case.8

心配事を解決しましょう。 不安があるなら、進まないで。 同じことの繰り返しにならないように。

[逆位置]

case.1

傷つき、 疲れ果てています。 いつまた災難に襲われるかと、 不安に怯えて、 緊張を解くことができません。 用心は必要ですが、 過剰な自己防衛的態度は、 問題の根本解決を遠ざけます。 ひとりでそんなに意地にならないで。

case.2

警戒しています。 傷つきたくないと感じている。 避けたい状況が再発することを恐れ、 臆病になっています。 心を開きたいような、開きたくないような、 定まらない気持ちでいます。

case.3

問題が繰り返されてしまいます。 また同じように傷つけ合って、傷を癒えないものにする。 こうならないように警戒していたはずったのに。 こうなることをずっと恐れていたのに。 ますます心がこわばって、素直になれなくなっていく。 お互いの弱さが関係の回復や進展を妨げます。

case.4

恐れないでください。 もう同じことにはならない。 もう同じようには傷つかない。 失敗が繰り返されることはない。 嫌なイメージは振り払いましょう。 うまくいく可能性をつぶさないで。

case.5

やりたいことができる方向に進みましょう。 そうできるように、問題を解決しなくてはなりません。 何を恐れているのでしょうか。 また同じことになるのではないかと思ううちは、 どの方向へ進んでも同じことになります。 根本的な部分の見直しから始めましょう。