Ⅷ.STRENGTH
力
[正位置]
case.1
忍耐のとき。 強引にものごとを進めるよりも、 じっと待つこと・耐えることが必要な時期です。 時がきたらいつでも動き出せる、柔軟な姿勢を保つこと。 耐えることの前向きな意味を学びましょう。 この試練を経験することで、 自分の内にしなやかな強さが育ちます。 全てを委ねる強さを知るときです。
case.2
あなたの影響力が高まります。 この先どうなるかは、 自己のエネルギーの保ち方次第。 何事にも動じずにじっと状況を見守り、 信念を貫く強さが必要となるでしょう。
case.3
行動は控えめに。 強引なやり方も無理強いも、 今は有効ではありません。 長期戦になる覚悟で、 じっと耐える姿勢でいましょう。 長期的な視野で未来を思い描き、 実現させるのだというはっきりとした 強い意志を持つことが重要です。 それが今の自分にできること。 逃げるのでもただ耐えているのでもなく、 前向きなエネルギーを保ち続けることが大切です。
case.4
穏やかな中に、強い意思を秘めています。 客観的にみて困難な状況に置かれているようでも、 心を乱すことなく、無理に抑圧することもなく、 自分を信じ、委ね、受け入れようとしています。 その自然な姿に、難局を開く力があります。 焦らず、弛まず、未来を想う強さがあります。
case.5
信じてください。 今は愚かに思えても、 そうするしかなかったのだと分かるから。 怖くても、耐えましょう。 逃げたくても、待ちましょう。 苦しくても、許しましょう。 それが最も有効な手段です。 それが最善で唯一の希望です。 勇気をもって、最もパワフルな決断を。
case.6
じっくり取り組んでください。 時間はかかるかもしれないし、 忍耐や努力が必要かもしれないけれど、 その体験はきっと花を咲かせることができるでしょう。 焦らず、投げ出さず、余裕を持って、 その目的を常に意識して未来を描きながら、 そのときそのときを大事に、 実現の瞬間へ向かっていってください。 その姿勢と精神は、美しく純粋です。
case.7
力を発揮できます。 それにかける想いの強さは、誰にも負けない。 その真摯なエネルギーが、何よりの力です。 誠実に扱いましょう。 必要なときに、必要なところを、 押して、引いて、合わせて、委ねて、 そうしているうちに少しずつ、 自分の手の内に引き寄せられてくるのを 実感できるようになるでしょう。
case.8
そんなに力まなくて大丈夫なので、 余裕を取り戻してください。 強引になんとか収めようとするのは逆効果。 すぐに思い通りにしようと考えない方が よいかもしれません。 状況を観て、今は今できることを、 そのときどきで最善だと思われることを、 誠心誠意やっていくことが鍵。 未来はその積み重ねにあります。
case.9
それは、努力の要ることのようですね。
自分の力でどうにかできることでもないけれど、
自分があきらめてしまったら、終わり。
今後の展開は、自分が握っているようで、
自分だけではどうしようもないようで、
でも、やっぱり自分にかかっている。
待つときに待てるか、行くときに行けるか。
必要なのは、忍耐力と瞬発力。
じりじりする時間に、自分に負けないこと。
勝ち負けではない勝負に挑むこと。
息抜きも、大切にしてください。
[逆位置]
case.1
弱っています。負けそうです。 手強い問題の前に怯えています。 もうこれ以上無意味に耐える必要はありません。 抑圧された感情が暴発しないように、 ゆっくりと心を解き放ちましょう。 力で対決する必要も強引に立ち向かう必要もありません。 深い理解と柔軟な心が問題を解決する 偉大な力となることを知るときです。
case.2
投げやりになってしまいそう。 自虐的になったり、忍耐が切れてしまったり、 今までしまっていた自分の弱さが滲み出てきそうです。 それ以上自分を責めないで。そんな自分も愛してください。 つらいときはつらくていいから、泣いてもわめいてもいいから、 ネガティブは“今だけ”と判っていてください。
case.3
無理な力がかかって、苦しんでいます。 どうしても思い通りにしたいというエゴか、 自分自身の感情を認めたくないという抑圧か、 屈してしまいそうな周囲からの圧力か。 自分の想いのままに素直にいられない状況に、 ネガティブなエネルギーを溜め込んでいます。
case.4
自分の力でどうにかしようという考えが、 心を蝕んでいます。 自然のままのエネルギーの流れを、 そのまま掴んで、感じてみてください。 待つべき流れなら、待ちましょう。 耐えるべき流れなら、耐えましょう。 進むべき流れなら、進みましょう。 流れに逆らうことで、無駄な力を生じ、 エネルギーを疲弊させています。
case.5
それが難しいということを、 よく分かっているようですね。 強い敵を前にして、委縮してしまっているような。 どうせ無理だと諦めているか、戦意喪失。 それでも、気になるのですね。 やってみたい?やらなくてはいけない? できないとやる前から決めつける必要はないかも。 困難ではあるかもしれないけれど、 本当はやってみたいなら、諦めきれないなら、 どんな多大な努力や時間を費やしてでも、 信じて挑戦してみてもいいのでは。
case.6
プレッシャーが強そう。 潰されてしまわないよう注意。 立ち向かえばいいというわけでもなく、 自分で何とかできるという感じでもなく、 なんだかもう、ひたすらぎゅうぎゅう 詰め込まれて、押し込められて、 息苦しいまま、抵抗しようという 意思もなくなってしまいそう。 そこまで言われて、 それでもそれをやるというとき、 それは意思なのか、意思ではないのか。 強制的な力が働く選択です。
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